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 チャンスは、準備が整ったところに来る ～「私より微生物にノーベル賞を」大村智先生の言葉～ 　昨年の秋、大村智（おおむらさとし）博士の功績にノーベル賞が贈られた。アフリカで年間数千万人が感染し、重症化すると失明に至る感染症?オンコセルカ症の特効薬『イベルメクチン』の発見と開発など、1981年以降の大村智氏の名は一挙に世界の医学?薬学の世界で有名になりました。昨年の12月には、スウェーデンのストックホルムでの賞受賞式では、亡くなった奥様の写真を携えた先生に、大きな栄誉が与えられた。また、授賞式に先立ったスピーチでは笑顔とともに、飾らない言葉で研究について語り、注目されました。先生の名前はアフリカ大陸だけでなく、世界に知られ、科学研究の評論家から、プロフェッサーオオムラは必ずノーベル賞を取るだろうと、言われ続けてきました。平成27年秋の朗報は、先生にとっては研究に励む背中を押してくれた奥様への感謝とともに感慨深いものであったろうと思います。 また、これまで、先生の開発によるイベルメクチンなどによる莫大な収入を、北里大学等の研究施設の改善、病院の設立に役立てていることも、注目されてきたことでした。 大村先生は、一時期、都立隅田工業高校の定時制課程で教員として勤めていました。その定時制高校で、生徒が自分の勤めを終えてから、油まみれの手のまま学校定時制の授業を受ける姿に、非常に感動したそうです。そして、少なくとも昼間、時間のある限りは、大村先生ももう一度勉強してより多くの人の役に立ちたいと、人生の舵を切ったのです。 その後大村先生は様々な微生物を、あらゆる場所で集め、培養しては、それがどんな能力をもつのか、日夜研究に専念し、一つの微生物が家畜の寄生虫駆除に役立つという大きな発見をしました。やがて、アフリカに広がるオンコセルカ症の特効薬を発見していくのです。 先生は常に、どこに行くのにも、土の採取の準備をしている。小さなサンプル袋とサジを持ち歩き、気になる場所では、土をとって帰ることにしていると、受賞する何年か前に語っています。土の中の微生物を探し出すために、いつも準備をして、どこに行っても、土のサンプルを採取して、持ち帰り、培養することで、私は大きなチャンスを得たのだと、受賞後のインタビューでも答えています。これなら、誰にでもできることですね。 大村先生の準備というのは、サンプル袋とサジだけでしょうか。 そしてそれを培養する時間と研究室があればできることでしょうか。 大村先生が、少しだけ違うところは、「自分は何をしたいか、何のためにエネルギーを注ぐのか。」その目標について全くブレがないという点ではないでしょうか。また、それは他の誰にもまねができないことではないとうこともお分かりでしょう。 目標に対してブレないこと。 そして、もう一つは、たくさんのスピーチやインタビューの中で、明解な、自分の意思を語る言葉をもっていること。 ? 泣くな「くまモン」　～生徒会　熊本震災募金実施　4月21?22?26日～ ? 熊本?阿蘇?大分にかけての震災で、熊本県のキャラクターを募金活動などに自由にお使いくださいという趣旨のメッセージが発信された。 　ちょうどその日の夕方が、本校の生徒会生徒による、駅頭募金を行う日になっていました。生徒会のポスターつくりに昼休みの短時間取り組んだ役員は、知ってか知らずか。出来上がったポスターは、とてもかわいらしい、そして涙のくまモンでした。 　その表情を見ただけでホロリとさせられる、生徒会の役員たちの「頑張ろうくまモン、ファイト熊本」の声が聞こえるイラストとなりました。 　「私たちにもできることがあると思う。」という生徒の一言で、先生も生徒会も積極的に行動しました。保護者の皆様には十分にお伝えする時間がなかったのですが、お子様からはある程度お聞きになっていたことかと思います。 先日、合計9万円超を読売新聞武蔵野支社へ義援金としてお届けしました。 生徒諸君からの、応援を込めた温かい気持ちが伝わるよう、また、多くの方が一日も早く普通の日常を取り戻せることを祈ってやみません。 生徒会長 平石メイさん より 今回の募金活動は、役員の意見から始まりました。熊本で の地震を受け、東京にいる私たちにできることは何かを考え、 募金活動を始めました。被災地は地震の影響で道路が使えな いため、物資を届けることは難しいですし、直接被災地には 行けません。そこで、私たちが被災した方々の力になるため には、お金を届けるということになりました。実際に活動を 始めると、本当にたくさんの人が協力してくださいました。 それだけたくさんの人たちが被災地の人々の力になりたいと 考えていたのだろうと思います。周りの友達も「いつまで募 金やって