金型の基础知识要点.ppt

金型の基礎知識 金型とは 　　　金型（かながた）とは、工業製品やそのパーツをプレス加工や射出成形などにより製造する場合の「型」のことで通常は金属製であるが金属製でないものも金型と呼ばれます。金型は熱交換器としての役割を果たし、その中で溶融した熱可塑性（硬化性）樹脂がキャビティによって定義された形状に合わせて固化（硬化）します。 　　　金型の部品を構成するスタンダードな材質は鉄と、モリブデンータングステン等で構成されている超硬合金です。鉄の殆どは焼き入れ加工を施すため、加工製品のモデルチェンジなどの改造に多くのコストを要するケースが多くなります。そのためプリハードン鋼（スウェーデン鋼）と呼ばれる焼き入れ不要で、ある程度の硬度を持ちながら切削加工が可能な材料を使用する事が多いです。 　　　「キャビティ」と「コア」と呼ばれる部分で製品が形成されます。 金型の基本構造と部品名称 2プレート金型 2プレート金型(ホットランナー) 3プレート金型 スプルー?ランナー?ゲート ランナーの補足 ゲートの種類 ゲートの種類 抜き勾配 エアベント(ガス抜き) アンダーカット 型締力 型締力 金型の温度コントロール 金型の温度コントロール 良い金型とは? * キャビティ キャビティとは金型の中でゴラスチックを 注入して成形品を作成するための領域を いいます。 コア コアとは、成形品の内部を形成する金型 の部分を指します。 2プレート金型の構造 ロケートリング スプールブッシュ ガイドブッシュ ガイドピン リターンピン リターンスプリング エジェクターピン スプルーロックピン エジェクターホール ⑧ ⑨ ⑩ ? ? ? ? ? ? 製品部（キャビティ） 冷却管 固定側取付板 固定側型板 可動側型板 可動側取付板 受板 スペーサーブロック エジェクタープレート上下 ? ? ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ 2プレート金型の利点 　　?製作コストが安い 　　?構造が単純なので故障が少ない 　　?熱の影響を受けやすい材料の劣化が少ない 2プレート金型の欠点 　　?ランナーシステム、ゲート位置が制限される 　　?後加工が必要なゲートが多い 　　?多数個取りに向かない 2プレート金型は射出成形で最もよく使われる金型です。金型が開く箇所は1箇所だけです（パーティング面） 3プレート金型に比べると低コストで、製作も容易であり金型開閉時間が短いためサイクルタイムを減らすことができます。 最も単純な構造であるので耐久性も高く、故障が少ないのが特徴です。 一般的にサイドゲート、トンネル（サブマリン）ゲートなどが使用されます。 ホットランナーの利点 　　?材料のムダが少なく、再生の必要がなくなる 　　?ゲート跡が目立ちにくい 　　?ゲートカットする必要がない 　　?サイクルタイムが短い 　　?金型の充填と樹脂の流れを制御しやすい ホットランナーの欠点 　　?初期設定コストがかかる 　　?材料や色の変更が困難 　　?故障しやすい(特に加熱制御システム) 　　?熱の影響を受けやすい材料には向かない(熱劣化) ホットランナー金型では材料はスプルー、ランナー、ゲート部で常に溶融状態にあります。樹脂はキャビティに入って初めて固化します。金型を開くと成形品だけが突き出されます。この金型をもう一度閉じるとランナー内の樹脂はまだ高温を保っているためそのままキャビティに充填することができます。1つの金型にホットランナーとコールドランナーを組み合わせて使用できます。 ホットランナーは小さい成形品の多数個取り金型にも適しています。小さい成形品の数が多い場合、従来型のランナーシステムでは、材料の再生が不可能な場合にムダになる材料が多くなる可能性があります。 3プレート金型の利点 　　?ホットランナー金型より製作コストが安い 　　?ホットランナー金型より故障が少ない 　　?熱の影響を受けやすい材料の劣化が少ない 3プレート金型の欠点 　　?ランナーシステムの取出しのためサイクルタイムが長くなる 　　?材料（ランナー部）のムダが多い 　　?金型へ充填するのにより大きな射出圧力が必要 3プレート金型のランナーシステムは、主となる型板（プレート）の上にあるもうひとつのプレートに設定されます。 つまり金型が開く箇所は2箇所あります（製品部分とランナー構成部分） この2次パーティング面によって、金型を開いたときにランナー部分を取り出すことができます。 3プレート金型では、ランナーとキャビティとは別々に突き出されます。 ランナー部分の自動落下が困難であるため通常は自動化のために取り出し機（取り出しロボット）を使用します。 スプルーとは、射出ノズルの先端から金型の内部へ入り込ん