すずめのお宿.doc

16-5?? すずめのお宿 ●活動の種類：?昔話????●分類：?読解????●技能：?読む●活動内容：?昔話を読む。●かたち：?１人????●時間：?30分　 ●日本語能力試験：?３級 ■?手 順 1.物語を読む前に、絵を見て、どんな物語なのか考える。2.物語を読んだあと、問題に答える。3.それぞれが、なぜその答えを選んだか、理由を言う。母語で言ってもよい。 ■ モデルテキスト　 ?高音質 ?? ?低音質 すずめのおやど　むかし、むかし、あるところにやさしいおじいさんとおばあさんが住んでいました。小さい鳥や動物たちは、いつもおじいさんとおばあさんに食べ物をもらっていました。このおじいさんとおばあさんのとなりのうちに、こわくていじわるなおじいさんとおばあさんが住んでいました。このおじいさんとおばあさんは、いつもけんかをしていました。?高音質 ?? ?低音質 　ある日、すずめという小さい鳥が、ご飯をもらいに、やさしいおじいさんとおばあさんのうちに来ました。でも、おじいさんとおばあさんは、いませんでした。それで、すずめは、となりのうちに行きました。すると、そこにもご飯がありました。「ああ、ここにもご飯があります。少しもらいましょう。」と言って、すずめはそのご飯を少し食べました。すると、「こら、わたしたちの大事なご飯を食べたやつはだれだ！」大きい声が聞こえて、こわいおばあさんが出てきて、おこりました。すずめはこわくて、なきながらすずめの国へ帰りました。?高音質 ?? ?低音質 　うちに帰ってきたやさしいおじいさんとおばあさんは、すずめがつぎの日から来ないので、心ぱいしました。「どうしたんでしょう。どこかで病気になったんでしょうか。」二人はすずめをさがしに行きました。森の中に、すずめの国がありました。すずめのおうさまは、二人に「おじいさん、おばあさん、いつも食べ物をありがとうございます。今日は、おれいにごちそうしましょう。」と言いました。そして、二人はおいしいごちそうを食べたり、めずらしいおどりを見たりしました。?高音質 ?? ?低音質 　おじいさんとおばあさんが帰るとき、おうさまは、「おみやげをあげます。好きなはこを一つ持って帰ってください。」と言って、大きいはこと小さいはこを見せました。おじいさんとおばあさんは、「大きいはこはとても重いでしょう。だから、小さいはこをもらいます。」と言って、小さいはこをもらいました。?高音質 ?? ?低音質 　二人がうちに帰って、はこの中を見たら、お金がたくさん入っていました。やさしいおじいさんとおばあさんは、となりのおじいさんとおばあさんにもお金をあげました。?高音質 ?? ?低音質 　いじわるなおじいさんとおばあさんは、「もっとお金がほしいねえ。わたしたちもすずめの国へ行きましょう。」と言って、森の中へ行きました。そして、すずめのおうさまに会いました。おうさまは、二人にも二つのはこを見せました。（つづく）◆問題この物語は、このあとどうなると思いますか。つぎの三つの中から、えらんでください。1 いじわるなおじいさんとおばあさんも、小さいはこをもらいました。中にはお金が入っていました。2 いじわるなおじいさんとおばあさんは、大きいはこをもらって帰りました。中にはお化けが入っていました。3 いじわるなおじいさんとおばあさんは、はこをもらいませんでした。 ■?先生へ ?＜モデルテキスト＞を読む前に、準備として、自国に動物が出てくる昔話があるか、どんな動物が出てくるか話し合わせるとよい。すずめが身近にいない場合は、絵か写真を見せておくとよい。?読むまえに絵を見て内容を予測させるのは、興味を持たせるためなので、間違っていてもかまわない。?問題の答えは、実際の物語によると、2が正しいが、ここでは正解を一つとせず、学習者がいろいろ想像して答えてもよいこととする。?一般的に知られている「舌切りすずめ」という昔話では、優しいおじいさんと、意地悪なおばあさんが登場し、すずめはおばあさんに舌を切られてしまう。ここに出した「すずめのお宿」は、その話をもとに、書き直したもの。 ■?文法項目 あげますもらいますＮというＮのでと（引用）こそあど ■?使うことば 国、動物、すずめ、お宿、昔、ある、優しい、おじいさん、おばあさん、住む、小さい、鳥、いつも、食べ物、もらう、この、隣、うち、こわい、意地悪、けんか、ご飯、でも、それで、すると、そこ、ああ、ここ、こら、大事、やつ、だれ、声、聞こえる、怒る、泣く、帰る、次、心配〔する〕、どう、どこか、病気、捜す、森、王様、お礼、そして、おいしい、ごちそう〔する〕、珍しい、踊