第2章 各施策について（基本目标9 生涯を通じた健康支援）.doc

基本目標 ９　生涯を通じた健康支援 【現状と課題】 女性も男性も、それぞれの身体的特徴を十分に理解し合い、互いへの思いやりをもって生きることが、男女共同参画を推進する上の前提となります。とりわけ、女性は、妊娠や出産の可能性があるため、ライフサイクルを通じて男性とは異なる健康上の問題に直面します。 こうした性別による特性を踏まえ、身体的、精神的に大人への準備の時期である思春期から生命の誕生を迎える時期を経て更年期?高齢期に至るまで、人生のあらゆるステージにふさわしい健康づくりを支援することが必要です。 また、働きながら妊娠や出産を迎える女性が増えており、働く場において女性が母性を尊重され、安心して子どもを生み育てることのできる環境を整備することは、女性の能力発揮の促進に加え、生涯を通じた女性の健康確保等の観点からも重要な課題となっています。 さらに、生涯を通じた健康の保持のためには、性差に応じた的確な医療を受けることが必要です。現在、国において性差医療に関する調査?研究が始まっており、今後、国の動向を踏まえながら、性差医療の普及に努める必要があります。 性の問題については、様々な情報が氾濫し、だれもが正しい知識を身に付けているとは必ずしも言えないのが現状です。女性の健康を脅かす子宮頸がんの原因となるＨＰＶへの感染をはじめとする性感染症や薬物、喫煙のもたらす影響などと併せ、十分な情報提供や普及?啓発に取り組む必要があります。 と 男女がともに自らの身体について正しい情報を持ち、生涯を通じて、思春期、妊娠?出産期、更年期、高齢期等ライフステージに応じた身体と心の健康管理?保持増進を支援する取組を充実します。特に女性は、妊娠や出産の可能性もあり、ライフサイクルを通じて男性とは異なる健康上の問題に直面することに留意した取組を進めます。 ⑴　思春期の健康の保持増進のための支援 　　①　啓発の推進 いのちの大切さに対する理解を深めるための取組や思春期の心身の変化に関する正しい知識の普及?啓発を進めます。 ※　具体的取組 ●　こころの健康相談【再掲】　［健康福祉局］ 新　思春期保健対策事業（思春期保健に関する講演会等の開催、思春期保健連絡会議（仮称）の設置）　［こども未来局］ 新　思春期精神保健に関する相談指導　［健康福祉局］ 新　「命の大切さを伝える教育推進プログラム」の策定?実施（指導プログラムの策定、新たな教材の開発）【再掲】　［教育委員会］ ⑵　妊娠?出産等に関する健康支援 　　①　妊産婦等への心身の健康保持増進についての啓発 妊娠?出産期における女性の心身の健康保持増進について、母子健康手帳交付などの機会を通じて妊産婦等への啓発を進めます。 ※　具体的取組 ●　妊産婦乳幼児等保健指導事業（母子健康手帳の交付に伴う妊婦指導）　［こども未来局］ 　　②　事業者に対する妊産婦等への配慮の周知?啓発 働きながら安心して妊娠?出産できるよう、事業者に対し妊産婦等の心身の健康保持増進についての配慮を行うよう、周知?啓発を図ります。 ※　具体的取組 新　ワーク?ライフ?バランスに関するセミナーの開催【再掲】　［市民局］ 　　③　妊産婦に対する妊娠?出産についての情報提供、相談の充実 安全な出産に向けた妊産婦の健康管理を支援するための情報提供や相談を充実します。 ※　具体的取組 ●　妊産婦乳幼児等保健指導事業　［こども未来局］ ●　妊婦乳児健康診査事業　［こども未来局］ 　　④　母子保健医療の充実 安心して出産し、子育てができるよう周産期等における母子保健医療を充実します。 ※　具体的取組 ●　妊娠高血圧症候群等療養援護　［こども未来局］ ●　未熟児養育医療給付事業　［こども未来局］ 　　⑤　妊産婦に対するパートナーの理解の促進 妊産婦の身体や心の変化を理解し、ともに子育てをする意識をパートナーが持てるよう支援します。 ※　具体的取組 ●　はじめての子育て応援事業【再掲】　［こども未来局］ ●　パパとママの育児教室　［こども未来局］ 　　⑥　不妊に悩む男女への支援 不妊治療に関する経済的負担の軽減や相談支援を行います。 ※　具体的取組 新　不妊治療費助成　［こども未来局］ ⑶　更年期?高齢期の健康の保持増進のための支援 　　①　更年期?高齢期の健康保持対策の推進 生活習慣病の予防や健康に関する正しい知識の普及などによる更年期?高齢期の健康保持対策を進めます。 ※　具体的取組 ●　健康増進事業（健康相談）　［健康福祉局］ ●　健康増進事業（健康教育）　［健康福祉局］ ●　こころの健康相談【再掲】　［健康福祉局］ 新　元気じゃけんひろしま２１の推進　［健康福祉局］ 新　男女共同参画拠点施設における学習?研修の支援【再掲】　［市民局］ ⑷　性差医療の推