QC改善事例(日资)答题.ppt

⑥要因の解析 　 　　　何故、ボンドが付着するのかを特性要因図を用いて 　　　メンバー全員で要因を洗い出した結果　 　　　　　　　①塗布量　　　　　　　 　　　　　　　②治具回転速度 　　　　　　　③手にボンドがつく　 　　　　　　　④塗布する位置 　　　が重要な要因と思われるので、調査?対策することに 　　　しました。 　　　要因は出てきたけど，工程をよく知らないメンバーも 　　　いるので，現地?現物で，リーダーの樫本さんに説明 　　　してもらうことにしました ⑦工程の概要　 　　 　　まず始めに　スリーブの突起部を下にして治具にセットする。 　　２番目に　　スリーブの上部より２ｍｍの部分に接着剤を 　　　　　　　　全周に塗布する。 　　３番目に　　スリーブの突起部がマグネットの溝が合う位置 　　　　　　　　からマグネットを上から真っ直ぐに押し込む。 　　４番目に　　接着剤塗布状況の確認ではみ出したボンドを 　　　　　　　　ふき取る。 　　５番目に　　パレットに整列させる。６番目に恒温槽に入れ 　　　　　　　　乾燥させる。 　　最終工程で　外観検査を行い箱へ詰めます。 　　　　　　　　この外観?箱詰め工程で『ボンド付着不良』が発見さ 　　　　　　　　れます， 　　　　　　　　ボンド付着とは，マグネット外周にボンドが付着して 　　　　　　　　いるモノを言います 　　『この部品は後工程でどうやって使われているのかなー』 　　と言うメンバーの質問から，推進者に依頼し製品の勉強会をして 　　もらう事にしました ⑧製品の説明 　　　私たち造っている『ロータサブＡｓｓｙ』は 　　　ディーゼル　スロットル　ボデーに使われています 　　　国内では，ディーゼルエンジンの車はドンドン少なくなって 　　　いますが，欧州ではハイブリッドカー同様『エコカー』として 　　　人気があります． 　　　このディーゼル　スロットルのバルブ開閉は『コイル』と 　　　『マグネット』により制御されており，私たちの造る 　　　『ロータサブＡｓｓｙ』はこのマグネットの部分になります 　　　人間にたとえると，センサーが『頭脳』でその指示で手足を 　　　動かす筋肉が『ロータサブＡｓｓｙ』となり，Ｄ－ＴＨＲの 　　　心臓部の部品です 　　　 　　　勉強会により，このテーマの重要性を再認識しました ⑨要因の検証と対策－２ 　　要因３．ボンドが手に付く 　　　どの工程で手にボンドがつくのか？現地?現物で確認という　 　　　ことで樫本さんに実際にやってもらうことにしました 　　　作業手順としてこのようになっており、１工程づつ観察を 　　　した結果，塗布状況確認に工程が怪しいとねらい， 　　　重点に観察をしました 　　　 「塗布状況確認」では、はみ出したボンドを折りたたんだ 　　　ＪＫワイパーを使って拭き取り，拭き取り面が汚れてきたら 　　　折り返しながら使用していました 　　　拭き取りを行なう汚れた面をうっかり指先で触ってしまう 　　　また，その汚れた面を折り返すときに手に付く要因がある事が 　　　わかりました　 　　　ＪＫワイパーで拭き取る時，手にボンドが手に付くんだ！！ 　　　するとメンバーから 　　　　　　　　「汚れた手をきれいにしていないからダメなんじゃないの」 　　　と言う意見が出て、なるほど???と思い 　　　メンバー全員で対策の検討をする事にしました 　　　『手に付かないようにしなきゃダメ！』というヒントからの 　　　対策案を悩んでいる時，ベテラン主婦の『日下のおばちゃん』から 　　 　　★『ＪＫ?????で製品を手に持って拭くから手に付くんだよ！ＪＫ?????の 　　　替わりに，工程にタオルを掛け製品を芯棒の所に押し付けてボンドを取り、 　　　 　　　汚れてきたら、ずらしながら使うようにしたらどうかな』という意見が出ました 簡易的にタオルをぶら下げ、片手で押さえるようにトライを してみたところ樫本さんも『いいよ！これ』といってくれました そこへ大ベテランの『林さん』から 　　★『使い終わったタオルはまた再利用できるの？』 『ボンドは洗っても取れないんだったら使い捨てはもったいないよね』 【ロールペーパ】でできないのかな～』　 　　　という意見から，さっそく試行してみる事にしました 　　　樫本さんも『いいよ！！　これ』と言ってくれたので この案で対策することにしました 　　　ロールペーパーの心棒のところに製品を押し付けながら拭くときれいに 　　　取れ，汚れてきたら下に引っ張れば手に付かなくなりました