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桐原書店版「現代文B」（現B320）シラバス作成用資料 《Ⅰ部》 時間数 教材名 学習内容（ねらい） 評価の観点 関心?意欲?態度 読む能力 知識?理解 ３ 自己とは何か（あるいはおいしい牡蠣フライの食べ方）　村上春樹 （p.8～p.15） ?随想の読み方を習得する。 ?筆者の述べる物語の作り方と、他者との関係性から自分自身を認識することについての文章を読み、自分自身を捉え直す。 ?本文中の重要語や慣用句の意味を国語辞典などを用いて調べている。 ?「自己認識」というテーマについて関心を持ち、自分の問題として受け止めている。 ?筆者の述べる物語の作り方について理解している。 ?小説家のあり方について理解している。 ?他者との関係性から自分自身を認識するということについて理解している。 ?全文を正しく音読している。 ?「物語とは風なのだ。」という表現の意味を理解し、味わっている。 ?村上春樹の他の作品を読むなどし　て、作者についての理解を深めて　いる。 ３ カフェの開店準備　小池昌代 （p.16～p.21） ?随想の読み方を習得する。 ?日常何気なく見過ごしてしまいそうな光景に目をとめ、そこから深い思索へと入っていく随想のおもしろさを味わう。 ?詩人である筆者の鋭い感受性が生かされた表現の妙を味わう。 ?生の本質に対する筆者の捉え方を手がかりにして、自分自身の生き方を見つめ直す。 ?本文中の難解な語句や表現を国語辞典などを用いて調べている。 ?題材である「準備」をめぐっての体験を振り返ることで、教材への関心を高めている。 ?生の本質に対する筆者の捉え方を手がかりにして、自分自身の生き方を見つめ直している。 ?カフェの開店準備の様子と、そこから筆者が感じた印象を理解している。 ?日常生活における行為の意味と心理についての思索の内容を読み取り、筆者がいう「すべてが、いつも本番」の意味を理解している。 ?思索と観察のズレの理由を的確に捉え、生の本質に対する筆者の捉え方を理解している。 ?全文を正しく音読している。 ?「日常の裏側がめくり返されている」「生きることを重くする」「しぶとい挑戦」など、筆者の洞察力や表現力の表れた箇所を正確に理解している。 ?出典である『屋上への誘惑』の他の随想を読むなどして、考察を深めている。 ６ 山月記　中島敦 （p.22～p.34） ?小説の読み方を習得する。 ?漢文体が持つ独特のリズムを味わいながら、場面の展開と登場人物の心理の変化を的確に捉える。 ?作者が描こうとしたテーマについて考え、小説を自分自身の問題に引きつけて読む姿勢を養う。 ?本文中の重要語や慣用句の意味を国語辞典などを用いて調べている。 ?「臆病な自尊心と、尊大な羞恥心」「人間は誰でも猛獣使いであり…」などの表現について、自分の場合を顧みて考えようとしている。 ?登場人物の行動や心理の変化を的確に読み取っている。 ?李徴が虎に変身した理由を的確に読み取っている。 ?「月」に関する表現を手がかりにして、「山月記」という表題の持つ意味を考察している。 ?作品の主題について理解している。 ?全文を正しく音読している。 ?作品独特のリズムと文体を味わっている。 ?本文中の漢詩の意味を捉え、作中での役割を理解している。 ?中島敦の他の作品を読むなどして、作者についての理解を深めている。 ３ ミロのヴィーナス　清岡卓行 （p.35～p.41） ?評論の基本的な読み方を習得する。 ?論理展開が明確な評論文の読解を通して、他者による論理展開を丁寧にたどる姿勢と力を養う。 ?筆者の着想のおもしろさを味わい、「美」や「芸術」といったテーマへの理解を深める。 ?本文中の重要語や慣用句の意味を国語辞典などを用いて調べている。 ?ミロのヴィーナスについての知識や印象を発表し合い、読解への意欲を高めている。 ?筆者の着想のおもしろさや、本文が芸術論として優れている点について、考察している。 ?三つの段落の要旨を把握している。 ?筆者の捉えるミロのヴィーナスの魅力を理解している。 ?「失われた両腕」に美を見いだし、その復元案を否定する筆者の考えを理解している。 ?手（腕）というものの、人間存在における象徴的な意味について理解している。 ?全文を正しく音読している。 ?同義の表現や逆説的な表現の意味を正しく理解している。 ?比喩表現やレトリックの効果について理解している。 ?「美」や「芸術」について論じた評論を読むなどして、考察を深めている。 時間数 教材名 学習内容（ねらい） 評価の観点 関心?意欲?態度 読む能力 知識?理解 ２ 読む　外山滋比古 （p.42～p47） ?評論の基本的な読み方を習得する。 ?文学作品の解釈における読者の存在の重要性と意義を