第2学年组特别活动（学级活动）指导案.doc

第2学年９組　特別活動（学級活動）指導案 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　日時　平成１８年３月１６日（木）第５校時 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　場所　熊本市立西原中学校　2年９組教室 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　指導者　教諭　　　平川達也　（T1） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　養護教諭　永野和子　（T2）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 1、題材　人間関係を育むために　　活動内容（２）　　 ２、題材について （１）思春期になると、大人からの自立という心的発達に伴い、他者との間に、悩みや希望など心の深いところまで話し合えるような親密な関係を求めるようになる。また、性的成熟が進み、自己への関心が高まると同時に、異性からどう評価されるかが気になる頃でもある。 子ども達は、相手が同性であれ異性であれ、友人関係を育む過程で自分を形成し、相手の考えや気持ちを理解し、関係の調整を図るという人とのかかわり方を学ぶ。自分を認め、必要としてくれる友人の存在は、大きな喜びと自信につながるものである。反面、人とうまくかかわることができず、心身にトラブルを来たす場合がある。ストレスを回避するために教室に入れない子どもや、問題行動に走る子どももいる。 人との関係で生じるさまざまな問題に直面したとき、何が問題なのかが分かり、解決しようという意欲が湧き、具体的に行動することのできるスキルを得るならば、子ども達は、安心して生身の人間関係をつくることができるだろう。本題材は、友人関係を育むうえで大切な相互理解のための「自己開示」力を身につけさせることを意図して設定した。 （２）本題材は、「人間関係」にかかわる学習として、次の関連で実施した。 　　　　　　　　　　　　　　　　　道徳　　　　　　　学級活動（ライフスキル） 　　　　　　　　　　　　　　　「異性理解」　　　　　「人間関係を育むために」 （３）本学級は、男子２０名、女子１７名、計３７名である。全体的には、けじめのある行動ができ、学習面での積極性や生活面での落ち着きを感じることができる。男子には強がりや力による人間関係はほとんど見られず、誰とでも気軽に交流ができている。女子にはグループ化の傾向が見られるが、敵対したり疎外したりで大きなトラブルが起きたことはない。しかし、特定の子どもを茶化したり、気丈な子に対しての遠慮や陰口があることからしても、人間関係においてストレスを感じている子どもがいることが分かる。本当の自分を出せ、心の深いところでつながる友人関係を形成していくのはこれからである。　　　　　　　　　　 　　　情緒的な課題があって不登校の生徒が1名、過去の友だち関係における傷つき体験から友人関係に緊張度の高い生徒が１名いる。子ども達がセルフエスティームを高め、学級の人間関係におけるストレス度が緩和することは、子ども達のふところが広くなることであり、互いが心を開きやすくなるものと思う。 　　＊　題材にかかわる意識調査の結果は次のとおりである。　　 1、あなたは今の自分を好きですか。きらいですか。そう思うのはなぜですか。　　 　　　　　とても好き４人　　だいたい好き１６人　　少しきらい１３人　　とてもきらい２人 　 　　　　（好きな理由）がんばっている　何事もちゃんとやろうと思う　おもしろい　世界に一人　人の良いところを見れる　 自分のことを好きじゃないと何も始まらない 　　　　　（嫌いな理由）性格　わがまま　顔　勉強ができていない　　思うようにならない　自分にうそをついてしまう　etc　　 　　　２、あなたは、困ったことや悩みがあったときに相談する相手がいますか。それは主に誰ですか。 学校の友だち27人　　母親２４人　　父親７人　　兄弟姉妹６人　　仲のよい異性2人 習い事や塾の先生1人　　カウンセラー1人　　祖父母0人　　学校の先生（部活動の先生も含む）０人　　その他２人（相談しない）　　　　　　　 　　　 3、友だちといるときに感じることはどんなことですか。 　　　　　楽しい32人　　安心する２６人　　元気が出る２０人　　何でも話せる１３人　　 　　　　　自分がどう見られているか気になる9人　　思っていることをうまく言えない8人　 　　　自分を知ることができる7人　　自分が成長する7人　　頼まれると断れない6人　　　　　自信が持てる3人　　自分が無理をして合わせていると感じる3人　　 認められている感じがする２人　　 大勢の友達といると仲間はずれにあったように感じる2人　　　　 その他１人（同じことのくりかえし）