表1-3淀川水系における水源水质异変事故内容（平成17年度）.doc

表２－５　淀川水系における水源水質異変?事故内容（平成25年度） 事　故　名 状況　?　原因　?　対策　?　影響　等 種別 No.01 平成25.4.16 淀川支川黒田川支川甲斐田川における白濁水流出事故 14時30分、住民が甲斐田川で白濁水が流れているのを発見し、枚方市へ通報。枚方市環境公害課、大阪府事業所指導課を経由して、17時50分に淀川河川事務所河川環境課に連絡が入った。 枚方市の現地調査では、白濁水の流下を確認したが原因は不明であり、白濁水は油のようなものも見え、ワックス臭がした。 甲斐田川と黒田川の合流点に油吸着材（フェンス状）を設置した。なお、白濁水は黒田川合流付近まで流下中である。 17時40分、枚方市環境公害課は新之絵栄町住宅側の暗渠から甲斐田川への白濁水の流出を確認した。なお、甲斐田川の暗渠より上流では白濁水?油膜等は確認されず。簡易水質調査では有害物質（クロム、六価クロム、シアン、フェノール、ヒ素、フッ素、鉄、銅、マンガン）の検出はなし。 18時30分～52分、淀川河川事務所河川環境課の現地調査では黒田川ポンプ場における白濁水は確認されず。また、府道京都守口線と黒田川の交差箇所では異常がない。その上流で枚方市がオイルフェンスと油吸着材（チューブ状）を設置した。 　19時00分、淀川河川事務所河川環境課が枚方市環境公害課へ確認したところ、魚の斃死はなく、京阪御殿山駅付近まで白濁水は流下中ではあるが、新たな流出はないとのこと。 　19時20分、白濁水は油吸着剤を超えて流出しているため、下流の天之川町の府道京都守口線付近にオイルフェンス設置予定と大阪府事業所指導課を経由して淀川河川事務所河川環境課に連絡が入った。 　20時45分、大阪広域水道企業団水質管理センターから、20時35分に現地調査を行った結果、黒田川と淀川の合流点では殆んど水量はなく、採水及び臭気確認はできず。また、現場周辺における油臭等は確認されずと淀川河川事務所河川環境課に連絡。 　21時30分頃、大阪広域水道企業団水質管理センターは府道京都守口線と黒田川の交差箇所より上流のオイルフェンス設置場所の上下流で油臭を確認した。 22時頃、京阪御殿山駅付近では白濁水を確認できず。なお、枚方市下水道部は18時より閉じていた黒田川の樋門を21時に開放したとの情報を22時10分に淀川河川事務所河川環境課に連絡が入った。 4月17日 　8時00分、淀川河川事務所河川環境課の現地確認では、オイルフェンスと油吸着材の設置場所及び黒田川及び甲斐田川における藻の繁茂場所において、薄い白濁がごく少量確認された。なお、魚の斃死及び油臭等の異常は認められなかった。 8時50分、淀川河川事務所枚方出張所は黒田川と淀川合流点付近での異常は確認できずと淀川河川事務所河川環境課に電話連絡を入れた。 　　　　　　　　 （次項に続く） 濁り 事　故　名 状況　?　原因　?　対策　?　影響　等 種別 No.01 平成25.4.16 淀川支川黒田川支川甲斐田川における白濁水流出事故（前項からの続き） 　9時00分、枚方市環境公害課は府道京都守口線より約40m上流のオイルフェンス設置場所（7時20分頃）、京阪御殿山駅付近の黒田川（7時30分頃）、黒田川と甲斐田川の合流点の油吸着材設置場所（7時40分頃）の各地点で「異常なし」と淀川河川事務所河川環境課に電話連絡。 　10時20分、淀川河川事務所枚方出張所から黒田川と淀川の合流点における簡易水質試験結果では、水温17.9℃、pH 9.5、DO 9mg/L以上、COD 4mg/L、NH4-N 0.2mg/Lで、特に水質異常は確認できなかった。また、現地確認では黒田川?淀川合流点から黒田川?甲斐田川合流点まで白濁や臭気の異常は確認されずと淀川河川事務所河川環境課に連絡が入った。 　14時10分、大阪広域水道企業団水質管理センターの現地確認では10時、黒田川オイルフェンス下流側に極微量の油膜らしきものを確認したが、臭気は異常なし。10時20分、黒田川樋門から淀川本川合流部で白濁、油膜、臭気は異常なし。淀川新橋左岸（11時30分～13時）、鳥飼大橋左岸（13時40分）で臭気は異常なしと淀川河川事務所河川環境課に連絡が入った。 　17時20分、枚方市環境公害課から、黒田川、甲斐田川に異常がないことを確認し、設置していたオイルフェンス?油吸着材を17時00分に撤去を完了したと淀川河川事務所河川環境課に連絡が入った。 現場及び現場周辺において、白濁や油臭等の異常が確認されず、淀川本川においても異常が無いことから、本件はこれをもって終了とし、通常監視に移行した。 下流への影響はなく、原因は不明であった。 濁り