土木地质学-鹿児岛大学.ppt

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土木地质学-鹿児岛大学

実学ノススメ 鹿児島大学理学部地球環境科学科 岩松 暉 地質学は趣味の学問? 連想ゲーム:地質学=博物館の飾り(化石?鉱物) 近代地質学の誕生 ←W. Smith ↓最古の地質図(1812) 産業革命期の英国 工業化の必須条件 鉄と石炭の時代 輸送→石炭運河 いずれも地質学担う 博物学からの脱皮 層序学の父W. Smith 石炭運河の土木技師 学問発展の原動力=実学(必要は発明の母) 国際地質学会議(IGC) 閏年に開催 2000年リオIGCは31回目 シドニーオリンピックは26回目 国家元首が名誉総裁勤める慣例 産業に多大の貢献 地図の鉱山の印 IGCのロゴ 地質学の輸入 Coignet(仏) 1867薩摩へ 鉱山地質学 生野鉱山学校 日本鉱物資源に関する覚書 Lyman(米) 1872蝦夷へ 石炭地質学 開拓使仮学校 日本蝦夷地質要略之図 最初の日本人地質技師 朝倉盛明(1800-1888) 薩摩藩渡欧留学生(1865) 渡仏しMontblancのところで鉱山学?鉱山地質学を学ぶ 後に官営生野鉱山局長 E. NAUMANN 1875年来日,東大教授?地質調査所創立 学?官の要衝押さえる 首都東京に君臨 南北の実学は途絶える 以後,ドイツ流アカデミズムが日本を支配 地質学科卒業生は鉱山会社?石油会社へ 財閥就職,給料2倍 戦後復興と地質学 高度成長と地質学 東京オリンピック もはや戦後ではない 新幹線?東名高速 地質学を支えるインフラ 資源産業→建設産業 応用地質学 資源地質→土木地質 地質学バスに乗り遅れ 鹿大応用地質講座誕生 戦後復興期 当時から理学部のあった大学 応用地質=資源地質 高度成長期 文理改組→理学部 鹿大に温泉地質学の露木教授 唯一の応用地質講座 豊かな社会へ貢献 社会資本(インフラ)の整備に多大の貢献 ダム?トンネル?道路?港湾?橋梁など 公共事業に寄生する安易な姿勢も助長 人口爆発と社会資本 完全循環型社会はせいぜい江戸時代まで 当時の人口=4,000万人 1億人に豊かで快適な生活を保障→社会資本の充実しかない 道路?港湾?鉄道?通信?電力?水道などの公共諸施設,産業基盤,社会的共通資本 学校?病院?公園?社会福祉施設など生活関連諸施設も含めることがある 応用地質学→社会資本整備に貢献 災害軽減にも貢献 IT革命と地質学 コンピュータの発達 高速演算 データベース 情報地質学 Geoinformatics 論理地質学 ジオトモグラフィー 地質計測の進歩 リモートセンシング 応用地質学とは 自然と人間との関わりの中で発生するさまざまの社会的な問題に対して,地質学の立場から応える学問。したがって,その対象とする課題は,社会的ニーズの変化と共に常に変化していく。 明治の富国強兵時代から戦後復興期までは鉱山地質学の代名詞であったし,高度成長期の列島改造時代には土木地質学と同義語であった。これからの地球環境時代には環境地質学的な側面が強くなっていくであろう。          [岩松 暉?新版地学事典] 応用地質学の内容 土木地質学(地質工学,岩盤力学,土質力学) …ダム?道路?トンネル?港湾?大規模建築物等の建設基礎 水文地質学(温泉地質学)…水資源?温泉?地熱?廃棄物 災害地質学(防災地質学)…土砂災害?震災?火山災害 環境地質学(地球環境学) …地球環境?地域アメニティー?地質汚染?廃棄物処理 資源地質学…金属鉱物?石油?石炭?採石 情報地質学(数理地質学) …地質情報データベース?地質図自動作成?CAD?人工知能 リモートセンシング…鉱床探査?環境調査?活断層調査 地球環境問題に直面 生産力増大追求 資源制約 環境制約 人類生存の危機 自然との共生 富とパンから心の豊かさへ 応用地質学も環境地質学へ 発達を期待する科学技術分野 1位~6位地学関係!! 21世紀の応用地質学 sustainable development 「持続可能な開発」を支える地質学に 自然の摂理をわきまえた地球にも人間にも 優しい環境の創造にとって地質学は不可欠 環境地質学における環境とは 広義の「環境」 あるもののとりまきの全ての事象 鉱床生成時の環境→conditions 環境地質学の「環境」 人間生活と環境とが相互作用している環境 人間生活が環境に影響を与えるといった環境 したがって,白亜紀の恐竜の時代の地質環境の研究は環境地質学のテーマとはならない。もちろん地質学のテーマにはなり得る。 (高須?田崎,1993)    人間の寿命のオーダーの時間尺度が必要 環境デザイン 21世紀は,環境と調和しながらいかに自然を利用していくか,環境デザインが重要な課題となる。 単なる自然保護運動でもなく,また,公害たれ流しの後始末としての

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