リスク分析の枠組と食品安全委員会の取組について.pdfVIP

リスク分析の枠組と リスク分析の枠組と 　食品安全委員会の取組について 　食品安全委員会の取組について 　　　　　　 　　　　　　 　　 　　　　　 食品安全委員会　 食品安全委員会　 　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　小泉　直子 　　　　　　　　　　　　　　　小泉　直子 　　　　　 　　　　　 食品の安全?安心の多様化?複雑化 食品の安全?安心の多様化?複雑化 ①利便性の追求 　?新規農薬の開発 　?添加物やバイオ技術の応用 　?食のグローバル化による輸入食品の増加 ②新たな危害要因 　?人獣共通感染症からヒトへの感染 　　（ＢＳＥ、高病原性鳥インフルエンザなどからの感染） 　?変異あるいは常在菌による食中毒の発生（０１５７、カ　 　 　　ンピロバクターなど） ③分析技術の向上 　?検出感度が上昇し、「ゼロ残留」が非現実的に 世界の動向 世界の動向 FAO/WHO合同食品規格委員会（コーデックス委員 会） 　?食品の安全性の問題に関する国内法を制定?改廃 する際に、リスク分析の原則の採用を奨励する勧告 を決議（1999年） 海外での評価機関の設立 　?仏食品衛生安全庁（1999年） 　?欧州食品安全機関（2002年） 　?独連邦リスク評価研究所（2002年） 　 リスク分析の導入 リスク分析の導入 1)食中毒等の未然防止体制の強 　化 2)科学に基づく行政 3)政策決定過程の透明化 4)消費者への正確な情報提供 5)食品安全規制の国際的整合性 の確保等 人の健康に及ぼす影響の大きさ（程度と発 生確率）を、客観?中立?科学的にとらえ、情 報交換し、その大きさに応じた対応を行う。 リスク分析のポイント リスク分析のポイント 　リスク　　　　健康への悪影響が生ずる確率と影響の程度　 リスク 健康への悪影響が生ずる確率と影響の程度 　リスク分析　健康への悪影響の発生を防止又は抑制する科学的手法 リスク分析健康への悪影響の発生を防止又は抑制する科学的手法 () () () () 例：農薬の安全性評価 　　一日摂取許容量 　（○○mg/kg体重/ 日）の設定等