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食品安全シリーズ（基本編） 僕といっしょに 考えてみよう。 １．食品の安全ってなに？ 私たちは生きていくために、 食品を毎日食べています。 この食品の中に、からだに有害な物質や 細菌などが入っていると、おなかをこわしたり、 病気になったり、ひどいときには死んでしまう こともあります。 食品の安全ってだいじなことだね。 食品を食べることで、このような 僕は、安全な食品が食べたい 健康にわるい影響が起きない な！ ことを食品の安全といいます。 ２．残念ながら１００％安全な食品はありません。 ふ～ん。 からだに有害かどう 致 死 量（ちしりょう） かは量によってもち がうんだ。響 影 の へ だ ら か の ト ヒ ある物質が、からだに有害かどう かは、その物質の作用の強さと、 からだの中に入る量によってきま （100分の1） ります。 安全と考えられるものでも、食べ 過ぎると有害なことがあります。 ＡＤＩより少ない量では、健康 ヒトが摂取（せっしゅ）する量 に有害な影響は現れないと ＡＤＩ 動物で有害な影響の認められない量 考えられており、からだに入 る量がさらに10分の１、100 分の1と小さくなっても、安全 ＡＤＩ：ある物質について人が生涯その物質を毎日摂取し続けたとしても、健康に 対する有害な影響が現れないと考えられている一日当たりの摂取量 性はほとんど変わりません。 （動物で有害な影響の認められない量の100分の1の量） ３．食品をできるだけ安全にするくふうをしています。 農林水産省とも連携（れんけい）して、田畑で生産される段階から、家庭の食卓で食 べるまでのそれぞれの段階で、安全を確保するためのくふうをしています。 （フードチェーン?アプローチ） いろんな段階 特に、厚生労働省では、ヒトの健康にわるい影響が起きないように、食品の中に でさまざまなく 入っていても害のない基準（細菌の数の限度や物質の量など）を決めています。 ふうがされて また、決めた基準が守られるよう、食品が輸入される時や国内で販売される時など いるんだね。 に一部を抜き取って検査を行っています。 （規格基準の例） ミネラルウォーター類 大腸菌群 検出されないこと。 銅 １ｍｇ／Ｌ以下で あること。 ４．安全でない食品を食べて、実際にどのような悪い 影響が起きているのでしょうか。 事件数（件） 発生率（％） 患者数（人） 死者数（人） 細菌 1,152 69.1 13,078 2 ウイルス※