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食品安全ネットワーク便り 第８４号 《略 称 フ ー サ ン 便 り》 ２０１０／１ 発 行 食品安全ネットワーク（Ｆｏｏｄ Ｓａｆｅｔｙ Ｎｅｔｗｏｒｋ） 会 長 米虫 節夫 ホームページ http://www.fu-san.jp 連絡先 〒541-0058 大阪市中央区南久宝寺町2-2-9船場フジイビルイカリ消毒株式会社 ＴＥＬ06-6264-2741 ＦＡＸ06-6264-2740 「三流のリーダーは、カネを残す。 二流のリーダーは、事業を残す。 一流のリーダーは、人を残す」 食品安全ネットワーク 会長 大阪市立大学大学院工学研究科 客員教授 米虫 節夫 あけましておめでとうございます。 たことは、すでに述べた。これはまさ に食品衛生７ S が、食品安全に関わる 新年の挨拶も 人たち全ての共通関心事であることを 今回で 13 回目と 示している。 なる。1997 年７ 月、台風崩れの 2009 年も食品安全ネットワークから 風雨の中で発足 ２冊の書籍を発行できた。一つは、２ したこのネット 月に行われた第２回食品衛生７ S 事例 ワークは、日本 発表会の日に発行した第１回事例発表 で唯一「HACCP 会の記録集「現場がみるみる良くなる には問題点がある」といったばかりに、 食品衛生７ S 活用事例集」（日科技連 厚生省の技官などから大いに迫害され 出版社刊）である。もう一冊は、年末 12 た。しかし、ISO22000 という我々が提 月 20 日付けで発行された「食品安全の 起したものズバリの国際規格が出来た 正しい常識－－誤解や勘違いを解く－ おかげで、世間的には一応の名誉回復 －」（工業調査会刊）である。原稿執 はなされた。 筆者の手元にはすでに届いているとお しかし、それに止まることなく、日 もう。会員の皆さんには、１月 30 日 本における食品の安全を保証する活動 （土）のISO22000 研究会の席上で販売 を支援するべく提案した「食品衛生７ できよう。この書は、３月と５月に行 S」が、ここ数年、全国的に認知され われた ISO22000 研究会の席上、どのよ だしてきた。多くの人が食品産業にお うな内容?構成にするのか、誰がどの いても5S”（多くの場合、洗浄、殺菌 部分を執筆するかを検討し、40 人以上 にもふれているので実質は７ S ）や ７ で分担執筆したものである。内容的に S が、活動の基盤だと述べるようにな も、食品安全の分野で多くの人が誤解 ってきた。うれしいことである。食品 している事項を中心にまとめた。必ず 衛生７ S の３巻本 （日科技連出版社刊 ） や多くの読者を集めるものになろう。 が、韓国でハングル版として刊行され またこの書は、食品安全ネットワーク - 1 - 会員による 17 冊目の本である。次のペ ージにその内容を紹介するのでＰＲし 暴風雨と共