木製品の防火処理方法-joho.pdfVIP

提供者名 福岡県工業技術センター，（株）オークマ 整 理 番 号 ２００７－０３５ タ イ ト ル 木製品の防火処理方法 技 術 分 野 利 用 分 野 ?適 用 製 品 情 報 メ モ □電 機 ? 電 子 □機 械 ? 加 工 木製防火扉 詳 細 資 料 ：□有 ■無 □情 報 ? 通 信 □化 学 ? 薬 品 木製品全般の防火性能向上 サ ン プ ル ：□有 ■無 □有 機 材 料 □無 機 材 料 見 学 ：□可 ■不可 □金 属 材 料 □輸 送 そ の 他 ： □食 品 ? バ イ オ ■生 活 ? 文 化 ■土 木 ? 建 築 □繊 維 ? 紙 □農 ?林 ?畜 ?水 産 □医 療 □そ の 他（ ） 目 的 ?効 果 ?特 徴 近年、建物の高層化、災害軽減の建築設計の普及等により、火災の延焼を遅らせる防火性扉が普及し ている。平成２年には試験方法の改正により、木製でも特定防火設備として認可されることになった。ホテ ル客室や老人介護施設等では、重量や防音性の点で従来の金属製扉よりも木製扉が好まれる傾向があ る。 本発明は、簡易な設備で部材に防火性能を付与し、総木製防火性扉を製造する為のものである。 また、この手法は他の木製品にも応用可能である。 技 術 概 要 本発明は総木製扉において、扉表面の板材をケイ酸系薬剤で防火処理し、更にシートとの複合化、接 着剤への防火薬剤混入、芯材の選定等により、特定防火設備に認可されうる防火性能を付与する技術に 関するものである。 特に、表面材をケイ酸系薬剤でシートと複合化防火処理することで、表面材部分の耐火時間が 100 倍 程度に向上する効果は、本発明の特徴である。 これは積層材を利用する木製品の全てに利用可能であり、簡易かつ低コストな防火処理方法として有用 である。 主 た る 提 供 特 許 関 連 特 許 番 号 特許番号／公開番号 ：特開 2006-161449 出 願 日 ：2004 年 12 月 8 日 発 明 の名 称 ：木製扉及びその製造方法 特許権者／出願人 ：福岡県、㈱オークマ 図?特記事項?その他 2.5mm 厚の合板にケイ酸?シート複合化防火処理を行った試験体① について、JIS Z2150 の防炎試験器 ② において、炎が試験体裏面に達するまでの時間(耐火時間)を測定した。 ケイ酸?シート複合化防火処理合板① 耐火試験試験方法② ケイ酸?シート複合化防火処理合板の耐火試験後の断面③ ③ に示すように防火処理合板は、防火処理層が膨張することで炎の貫通を妨げ、耐火時間も 15 秒(未 処理)→29 分(防火処理)と 100 倍程度に向上した。