第5章揚排水ポンプ設備 -w.pdf

第５章 揚排水ポンプ設備 第１節 通 則 ５－１－１ 適 用 この章は、揚排水機場に設置される主ポンプ設備とその関連設備並びに付属設備に 適用する。 なお、対象となる主ポンプ設備の形式は横軸及び立軸軸流?斜流ポンプ、横軸? 立軸渦巻ポンプ、潜水ポンプとする。 ５－１－２ 一般事項 １．共通事項 (1) 構造及び性能は、設計図書に示す設計条件、仕様に対して十分な機能を有し 耐久性、安全性、操作性及び保守管理を考慮したものとする。 (2) 使用する機器、部品等は、構造、性能、機能について十分な品質を有し、 ＪＩＳ又はその他関係する規格、基準に合格した機器で容易に調達出来るもの を使用するものとする。 ２．排水ポンプ設備 (1) 低頻度運転における確実な始動及び始動後の連続運転に対する高い信頼性を 確保したものとする。 (2) 設計図書で示す水位の変動に対応可能なものとする。 (3) 非常用設備として外的要因に影響されない高い信頼性を確保したものとする。 (4) 常時排水ポンプは、上記事項に加え３．揚水ポンプ設備の(1)、(3)の性能を 有するものとする。 ３．揚水ポンプ設備 (1) 高頻度、長時間運転において高い信頼性を確保したものとする。 (2) 設計図書に示す水利条件において需要水量の変動に対し、確実に且つ効率よ く追従が可能なものとする。 (3) 常用設備として運転時に優れた経済性が発揮され、ポンプ急停止時等の過渡 的状態において設備に不具合が生じない、もしくは過渡的現象による影響が適 切に軽減されるものとする。 ４．請負者は、設備の操作性、信頼性等を向上する目的で新技術?新素材を採用す る場合には、現在及び将来の技術動向を見極めた上で、信頼性、耐久性等の検討 を行い、それらが設計図書で規定する機能を満足するものであれば、監督員の承 1－147 諾を得て採用することが出来るものとする。 ５－１－３ 準拠基準等 揚排水ポンプ設備の施工に当っては、設計図書による他、次の技術基準等によるも のとする。 (1) 機械設備管理指針 （水資源機構） (2) 機械設備工事施工管理基準 （水資源機構） (3) 河川管理施設等構造令及び同施行規則 （国土交通省） (4) 建設省河川砂防技術基準(案) （日本河川協会） (5) 揚排水機場設備点検?整備指針(案) （国土交通省） (6) 揚排水?????設備技術基準?設計指針(案)(同解説)(河川?????施設技術協会） (7) 土地改良事業計画設計基準（設計ポンプ場） （農林水産省） (8) クレーン等安全規則 （厚生労働省） (9) クレーン等構造規格 （厚生労働省） (10) ボイラ及び圧力容器安全規則 （厚生労働省） (11) 危険物の規制に関する規則 （総務省） (12) 電気設備に関する技術基準を定める省令 （経済産業省） (13) 電気設備に関する技術基準の細目を定める省令