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異なる施設のファーマ形電離箱線量計による 高エネルギーX 線の吸収線量測定 - 東北Ⅰ地区放射線治療専門放射線技師認定機構講習会からの報告 – 秋田大学医学部附属病院 ○照井 正信 斎藤 智彦 篠原 俊晴 加藤 大樹 (Terui Masanobu) (Saitoh Tomohiko) (Shinohara Toshiharu) (Katoh Hiroki) 吉田 博一 三浦 正史 小松 斉 (Yoshida Hirokazu) (Miura Masashi) (Komatsu Hitoshi) 群馬県立県民健康科学大学 保科 正夫 (Hoshina Masao) 【はじめに】 平成22年度東北Ⅰ地区放射線治療専門放射線技師認定機構講習会が秋田大学医学部附属病院を会 場に開催された。今回は講義に加え、参加施設が日常使用している電離箱?電位計を持込んでの測定実 習も行われた。なお講習会の目的は、施設ごとに持込んだ測定器からの電荷量に各補正係数を加え吸収 線量を求めることと、他施設の測定を見学することによる相互学習を期待したものであった。 測定実習に参加した施設は青森県6施設、岩手県4施設、秋田県8施設の合計18施設19システムであっ た。今回の測定実習の報告と測定結果についての検討を報告する。 【使用機器 等】 直線加速装置 ：CLINAC-600C （6MV-X線） （VARIAN） CLINAC-iX （10MV-X線） （VARIAN） 校正用水ファントム：501-300 （防水鞘1.0mm） （東洋メディック） 電離箱（施設持込み）： T30001⑥，T30006①，T30013? （PTW） 電位計（施設持込み）： RAMTEC 1000③，RAMTEC 1000D③，RAMTEC 1000plus④， RAMTEC Smart③ （東洋メディック） UNIDOS②，UNIDOSwebline③ （PTW） MAX4000① （Standard Imaging） 注) ○囲み数字は参加数 【方法（実習内容）】 1. 校正用水ファントム10cm深に電離箱を配置し、以下の照射野にて100MU照射。電荷量を測定。 6MV-X線 （400MU/min） 10cm×10cm，20cm ×4cm，4cm ×20cm 10MV-X線 （500MU/min） 10cm×10cm，10cm×5cm，5cm ×10cm （長方形照射野については、講義と演習で使用） 2. 吸収線量を求める。使用する各種係数は以下の通り。 コバルト校 正 定 数 Nc … 各施設による 温 度 気 圧 補 正 係 数 kTP … 測定時の温度、気圧の値から計算 イオン再結合補正係数 ks ＝ 1.000 極 性 効 果 補 正 係 数 kpol ＝ 1.000 電 位計 補正 係 数 kelec ＝ 1.000 校 正 定 数 比 k 1) DX … 自施設の電離箱の値を参考図書より求める（計算） 線 質 指 標 TPR20,10 … 配布資料（TMR表）より計算 線 質 変 換 係 数 k 1) Q … TPR20,10と参考図書 より求める（計算）