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The development status of KEK-cERL in MHI Hiroshi Hara, Haruki Hitomi, Fumiaki Inoue, Katsuya Sennyu, Kohei Kanaoka, Takeshi Yanagisawa Mitsubishi Heavy Industries, Ltd, Mihara, 729-0393, Japan Abstract 当社MHI では，高エネルギー加速器研究機構（KEK）にて建設される cERL 設備において，入射部?主 加速部の超伝導加速空洞、及びクライオモジュールの開発に取り組んでおり，その状況について報告する。 KEK-cERL 設備におけるMHI の取り組み状況 いる。液体ヘリウム，液体窒素を供給?回収する配 1. はじめに 管は，ステンレス製で，高圧ガス委託検査に合格し 近年，次世代の放射光光源ERL （Energy Recovery たものを使用している。 Linac）の実現の為，KEK では小型の ERL “コンパ 80 K Shield クトERL”の開発が進められている（図 1）。当社 Input coupler では，その基幹技術として必要とされる電子を高い 電場で加速する高周波加速装置として，超伝導加速 空洞とそれを搭載するクライオモジュールの製造に 取り組んでいる[1]。入射部モジュールについては， 超伝導加速空洞の高圧ガス設備試験，冷媒配管の高 圧ガス委託検査に合格し，KEK 構内においてこれ らをクライオスタットに組み込み，ビームラインへ の据付まで完了している。主加速部モジュールにつ いては，超伝導加速空洞の特定設備検査，冷媒配管 の高圧ガス委託検査に合格しており，これらを収納 するクライオスタットの製造まで完了している。以 下に詳細を報告する。 He panels 2-cell cavity 図2 ：入射部モジュール全体構成 図１：コンパクトERL 概略 (a) (b) 図 3 ：構成部品例。(a) 熱シールド?配管, (b) ヘリ 2. 入射部モジュール ウパネル。配管及びパネルは高圧ガス保安法対象機 器である。 2.1 クライオモジュールの構成 全体を覆う容器はステンレス製で，その内側に 2.2 超伝導空洞 80K に冷却されるアルミシールドが取り付けられ， ニオブ製2 連型超伝導加速空洞の外側には，チタ 輻射熱を遮蔽する。80K シールドの内側には 5K の ン製のジャケットが取り付き，ジャケットと空洞の He を溜めることが可能なヘリウムパネルが収納さ 間に液体ヘリウムを溜めることで空洞を超伝導状態 れており 2 枚のパネル間を繋ぐ配管からインプット に保持する構造である。ジャケットは周波数調整用 カプラへサーマルアンカーをとっている。チタン製 スライドジャッキチューナーが組みこめる様，コン のジャケットを溶接された空洞3 台はそれらの中心 パクトにしている。空洞の設計仕様は以下の通りで あり，一般高圧ガス保安法に該当し，必要な検査に に配置されている（図2 参照）[2]。尚，磁気シール