リスクにどう立ち向かうか組織の危機管理入門.pdfVIP

リスクにどう立ち向かうか -組織の危機管理入門- （担当） 京都大学防災研究所 教授 林 春男 准教授 牧 紀男 危機管理とは 危機管理の２大目標： ? 組織の社会的責任を果たす ? 組織への社会的信頼を守る そのために着目するもの： ? 命、資産、業務 その時、大学は？ 東北大学の被害 ? 死者：学生２人、入学予定者１人 ? 被害額：７７０億円 – 建物被害：４４０億円＜28棟（要再建）＞ – 研究機材：３３０億円＜粒子加速装置（約１３億円相当）他、電子顕微鏡や、大学病院 の診療機器等＞ ? 住宅を失った学生：約５００人 – 被災した学生への経済的支援や自宅を流された学生への寮のあっせん ? 立ち入り禁止建物： 仙台市青葉区の青葉山キャンパスの工学研究科人間?環境系実験研究 棟、川内キャンパスの東北アジア研究センター等、１２棟 ? 建物再建：３年 ? 研究活動の継続：仮設の実験棟、他大学の施設の使用 ? 講義の再開：４月下旬から順次再開。遅れた分は夏休みを短縮 出典：東北大学資料 青葉山キャンパスの工学研究科人 間?環境系実験研究棟 出典：東北大学源栄研ＨＰ 北里大学海洋学部三陸キャンパス 石巻専修大学 ? 被害 –職員?利用者の被害：無し –校舎：被害なし ? 災害対応拠点としての利用 –3月22 日に固定電話，電気が復旧。引き続き避難 所や石巻赤十字病院の出張診療所としての役割 を果たしている模様。 – 石巻市災害ボランティアセンターは5号館に本部 を置き継続中。体育館に仮石巻県合同庁舎が移 転。（～9月末までの予定）。 工学院大学 エレベーター被害、帰宅困難者の受け入れ http://www.kogakuin.ac.jp/homepage/2011/0311/ptorikumi_03.pdf 工学院大学 http://www.kogakuin.ac.jp/homepage/2011/0311/ptorikumi_03.pdf 米国の事例 ? 2005年ハリケーンカトリーナ – Dillard University ：ホテルをキャンパスとして借 り上げる。 – Univ of New Orleans ：E-learning – 学生、教員が全米の大学へ ? 1994年ノースリッジ地震 – Cal State Northridge 30 日で授業再開 ? 350台のトレーラーハウス 危機管理の方法： 危機に瀕すると， 普段やっていることしかできない 普段やっていることも満足にできない 普段やっていないことは絶対にできない 発生前の対策が重要 危機管理は「過程」である 危機を管理する水準を継続的に向上させる リスク?マネジメント?アプローチの採用 Stakeholders が一緒になって Action の管理サイクルを