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平成24 年 12 月 12 日 石巻市議会議長 阿部 和芳 殿 会派 名 新世紀クラブ 代表者名 千葉 眞良 ? 調査報告書 調査した概要は次のとおりであります。 記 １ 調査者氏名 千葉眞良、堀川禎則、阿部正敏、山口荘一郎 ２ 調 査 期 間 平成24 年 7 月 25 日から 平成24 年 7 月 27 日まで 3 日間 ３ 調査地及び調査内容 （１）北海道札幌市 社会医療法人恵和会 西岡病院 在宅医療連携拠点事業について （２）北海道寿都郡寿都町 寿都町風力発電所について ４ 調 査 目 的 （１）北海道札幌市 社会医療法人恵和会 西岡病院 石巻市立病院は地域包括ケアの構築を目指し、今年度は厚生労働省の 在宅医療連携拠点事業 （復興枠）の適用を受けることとなったことか ら、昨年度より継続して同事業の適用を受け、在宅療養支援病院とし て在宅医療を進めている社会医療法人恵和会西岡病院の取組について 調査する。 （２）北海道寿都郡寿都町 石巻市は復興基本計画のうち石巻さきがけプロジェクトとして、新エ ネルギーを活用したスマートコミュニティの推進に取り組むこととし ていることから、全国で初めて自治体運営の風力発電所を建設し、純 利益を上げている寿都町の取組について調査する。 ５ 調 査 概 要 （１）北海道札幌市 社会医療法人恵和会 西岡病院 ?西岡病院は、内科、呼吸器科、消化器科、循環器科から成る一般病床４８床、 療養病床５０床の在宅療養支援病院である ?西澤理事長は社団法人全日本病院協会会長としても医療環境整備に尽力され ている ?在宅医療連携拠点事業推進協議会「とよひら?りんく」を設立し、メーリン グリスト?ニュースレター発行などにより情報共有化を図っている ?診療情報の共有については、協議会の中に事務局を置き、情報の入力?管理 を行っており、各医師はタブレット端末でクラウド型アプリケーションシステ ムにアクセスし、患者情報を取得することができる ?医師９人のうち４人が訪問医療を行っており、受け持ち患者の数は担当医に よりまちまちであるが、医師の一人である副院長は５０名の患者を受け持って いる。 ?単に訪問医療と言っても、月１回診療やサービス付き高齢者住宅内の看護ス ペースでの診療など様々な形式を行っているとのこと ?当該地域にどのような疾病が多い傾向であるかは、レセプト統計から大まか なものを判断できるため、参考にしてみてはどうかとのこと ?訪問診療は半径１６ｋｍに限定される ?重要なのは地域の関係者、関係団体と仲間になれるかどうかであるとのこと ?在宅医療は、ハード設備が不要という手軽さはあるものの、既に病院や診療 所を構えている医師にとっては、ハード設備の稼働率を上げることが収益確保 に必要であるため、個人病院や診療所の医師は在宅医療に関して抵抗感を持つ 者が多い ?訪問医療を行う医師は２４ｈ体制であることから、それに加えて外来診療と 当直を行うことは心身へ大きな負担となる。理想とすれば、訪問医師は訪問医 療のみという棲み分けを行うことが必要である ?西岡病院の担当区域は中学校単位