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日本の伝統的家庭教育を活かした幼児期の教育指導に関する考察
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日本の伝統的家庭教育を活かした
幼児期の教育指導に関する考察
A Study on lnfant Education to Activate Traditional
Home Discipline in Japan
渡 辺 か よ子
Kayoko WATANABE
伊 藤 真 希
Maki ITOH
楠 元 町 子
Machiko KUSUMOTO
1.は じめ に
本稿は日本の伝統的家庭教育がいかに近代化過程に適応 していったのか、歴史過程の解明の試
みの一環 として、インフォーマルな教育である家庭教育 とフォーマルな教育である就学前教育を
含む学校教育の補完の在 り方を食育 とコミュニケーション能力の育成の視点から検討 しようとす
るものである。
2006(平 成18)年 に改訂された教育基本法に家庭教育 と幼児期の教育が新設された。条文は以
下のとおりである。「(家庭教育)第 十条1父 母その他の保護者は、子の教育について第一義的
責任を有するものであって、生活のために必要な習慣を身に付けさせるとともに、 自立心を育成
し、心身の調和のとれた発達を図るよう努めるものとする。2国 及び地方公共団体は、家庭教育
の自主性を尊重 しつつ、保護者に対する学習の機会及び情報の提供その他の家庭教育を支援す る
ために必要な施策を講ずるよう努めなければならない。(幼 児期の教育)第 十一条幼児期の教育
は、生涯にわたる人格形成の基礎を培 う重要なものであることにかんがみ、国及び地方公共団体
は、幼児の健やかな成長に資する良好な環境の整備その他適当な方法によって、その振興に努め
なければならない。」戦後 日本において家庭教育が法制化の対象となることは殆 どなかったが、
近年 「家庭の教育力の低下」 として家庭教育の在 り方や、従来主に家庭教育に委ねられてきた就
学前教育や幼児教育にも注 目が集まっている。
2001(平 成13)年 の文部科学省の調査によれば、子育て世代の約七割が家庭の教育力の低下を実
感 しているという1。現代の家庭教育の低下には、①親の教育力不足―核家族化による親 として
の自覚のなさや成長不全、②経済的困窮―経済的困窮により子育て時間と精神的余裕が減少 して
42愛 知淑徳大学教育学研究科論集 第2号
いること、③社会的価値観の変容―多様な価値観の相互承認による共同体 としての共通のバック
ボーンの喪失、 という三つ の要素が大 きいという2。
義務教育ではない幼児期の教育や育児支援は家庭教育 と密接にかかわり、家庭における私的活
動 としての家庭教育の理念 と方法は家庭 ごとに多様であることから、それに対 して求められる支
援や補完にも多様性が求められる。本稿では、改訂教育基本法や昨今の家庭教育の揺 らぎをふま
えつつ、 日本の近代教育の前提 となった伝統的家庭教育の多様性を丁寧に分析 し、そうした伝統
的家庭教育の多様性 と共通性を活かした保育原理や保育方法の再構築の可能性を検討 したい。
日本の近代化過程における家庭 と教育については、近代以前の子育て理論 と近代の西洋育児書
の受容 についてまとめた小嶋3や、教育機会と社会階層の関係に関する社会学的研究に加え、一
家団欒 と家庭の教育力の歴史的変容を分析 した佐野4、 農村か ら都市にいたる子 どもの家庭教育
から学校教育までを網羅 した小針5、 当事者の視点か ら多様な民衆の教育経験を描いた大門6等、
多 くの優れた先行研究がある。本稿ではこれらに学びつつ、従来の教育学研究においては十分に
検討されてこなかった上流階級の家庭教育を分析対象に加えたい。上流の家庭教育に関しては、
華族の家制度や華族の文化についての研究で一部触れられるにとどまり7、小山による事例研究8
では調査対象者が匿名であることから、家庭教育の文脈理解が不十分にならざるをえない。
本稿では、 こうした先行研究の不備を補いつつ、 日本の伝統的家庭教育の多様性 と多層性、な
らびにそうした多様性や階層を超えた日本文化 としての共通性を探求 したい。またこうした伝統
的家庭教育の多様性を活かした保育原理や保育方法を、近年の幼児期の教育に関する政府指針を
参照 しつつ、インフォーマルな教育である家庭教育 とフォーマルな教育である幼児期の教育の補
完の在 り方を、食育 とコミュニケーション能力の育成の視点から検討 したい。
2.近 代 日本 におけ る伝 統 的家庭 教育:多 層性 に注 目して
1)家 庭教育の多層性
昭和40年 代以降からの政府の 「国民生活に関する世論調査」では自身の生活水準が 「中の中」
と応える人が8割 近 く、「一億総中流」という言葉が生まれた。近年、 日本国民の中
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