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メディア社会学初回第１時限目メモ 　後藤嘉宏 （筑波大知識情報?図書館学類教員） 2015年度ＴＡ　小南（こみなみ） 図書館情報メディア研究科博士前期課程２年?吉田研究室 kominami@slis.tsukuba.ac.jp *青色の部分がＴＡによる追記です。 「メディア社会学」と称しているが、基本は「社会学の基礎」の授業科目 東大新聞研出身?でもメディアのことはあんまり喋らないよ。 注意事項 ?創成なのに知識の科目番号、知識なのに創成の科目番号で登録する人が、受講者の３割近くいる。授業時には修正に応じる。ただし6月16日月日が最終授業でその１回前GC20101は創成。シラバスも両学類で、 とはいえ遅れたことはここ数年ないので大丈夫なはず。 取り決め事項 ?配付資料のアップの刻限についての相談 月曜24時upだと困る人：１名（目視）→12時過ぎた場合は１名分は教員側で配付資料を用意 月曜12時までにupした場合→各位自分で用意すること。 ?授業中の飲食は基本オーケー。私語厳禁（３名以上制止する） ?テストかレポートかの意向調査第１回（当方は、基本、テストを希望）：単純な多数決では決めない テスト：少　レポート：多数 導入部分的な １．社会学???社会学者の数だけ定義がある。 ←文系のあらゆる分野から養分を吸収 『社会学文献事典』（弘文堂）の項目になっている人物???多種多様 ←（人に関わる）あらゆる事象が対象になる（対象よりは方法上の分類） ○○社会学は無限にある 教育社会学、法社会学、芸術社会学、医療社会学etc ２．学問の分類とその中での社会学の位置づけ 社会科学≠社会学 Social Science vs. Sociology 社会科学?社会学 Social Scienceの中にSociologyは位置する 人文科学 Human Science（≒人文学 Humanities?科学　Science）哲学、歴史学、文学 社会科学…法学、政治学、経済学、社会学 経済学の父：18世紀アダム?スミス　グラスゴー大学の道徳哲学の教員　人間の利己心を研究?経済学へ 社会学はオーギュスト?コントが19世紀に哲学から実証主義哲学として分離させたもの。そのため、社会科学諸分野の中では新参者である（とはいえ、更にのちにウェーバーの官僚制度論などの影響を受けて経営学が商学から成立していくので一番新しく生まれたわけではない）。 20世紀初頭までは哲学者が社会学をやっていた。 最近まで社会学は哲学の一部であった 自然科学…数学、物理学、化学、生物学、工学 　多くの人はごっちゃにする。本屋の棚も。場合によって、社会学者自身も（これはたぶん、後述する社会学の成り立ちに関連）。 ???そもそも科学なのかどうか（）、科学というよりは人文科学の下に考え方もあった。 ３．本屋で社会学は？???社会の棚？社会学の棚？ 　社会学の棚にあるのは教科書的な本 社会学者の名前が多くあるのは「現代思想」「哲学」のコーナー 上野千鶴子、宮台真司、橋爪大三郎、大澤真幸、東浩紀　等々、大手の本屋さんだと「思想?哲学」コーナーで名札が並ぶ。 　元々、心理学も社会学も文学部哲学科から分かれた。 ４．社会学の方法の中核部分???属性（性別、年齢、職業、学歴等）ごとに人々の行為?意識を問う???それを通じて行為の意味を理解する。 ５．４．の方法から来る社会学のイメージ???アンケート調査（意識調査?社会調査） ←社会科学の中での後発組、文献資料がない ←頭の中から引き出す どのような価値観か ６．アンケートと現代思想とが、どうして結びつくのか？ －それは授業で追々明らかにするが。 以前　哲学者自身の思想→近年　他の哲学者の思想はどうなっているか？（講壇哲学） （京大哲学でいえば、西田幾多郎?田邊元から山内田中美知太郎 旧来型のある個人の哲学者を扱うタイプの研究だけでは完結しにくくなってきている。