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家紋を知る;　　家紋（かもん）とは、特に日本において古くより出自といった自らの家系、血統（けっとう）、家柄?地位を表すために用いられてきた紋章である。単に紋所（もんどころ）や紋とも呼ばれる。;　日本だけで241種、5116紋以上の家紋がある。また、現在採取されているだけで2万近くの家紋が確認されている。 ;１　名字の文字やそれに類似のもの 藤のつく姓（かばね）が「藤紋」、橘「たちばな」氏（うじ）流の人が「橘紋」、紀氏流の人が「木瓜（ぼけ）紋」など。 ２　おめでたいもの たとえば長寿、家の繁栄、幸福招来などの意味を持った印。たとえば桐、菊、さらに松、竹、梅などがあげられよう。伊達（だて）氏の「竹に雀紋」など。 ;;　　家紋の発生は、いまから約900年ほど前の平安時代後期ころにさかのぼれるようだ。公家（くげ）の西園寺家の紋は「巴（ともえ）」だが、実季のときに牛車の紋様として定めたことが古記録に残っている。;家紋の意匠;　　家紋にはそれぞれ原形がある。菊、梅、桜、桔梗などの花紋は、自然にある花の形の美しさを写実的に形象化し、次第に図案化している。たとえば、その図柄から「井桁（いげた）に菊」と呼ばれる家紋は、本来は「籬架（マセ）菊」といい、木や竹などを組んで作った垣根（かきね）に菊を植えた情景を紋章化したものである。 ;　　変化の一つとして、紋の周りを丸や角で囲ったり、剣（つるぎ）や蔓（つる）などを付け加えるやり方がある。この周りを飾る丸や角にもいろいろなバリエーションがある。が、その大部分は丸形、いわゆる「輪」である。 ;衣服と家紋;;家紋の分布 ;他の家紋をご観賞ください;;;;ご清聴ありがとうございました