金泽大学自然计测应用研究センター-k.doc

金沢大学 Institute of Nature and Environmental Technology Kanazawa University, Japan 2012 http://k-inet.w3.kanazawa-u.ac.jp/inet/index.html センター設立趣旨 　自然計測応用研究センター（K-INET）は自然環境と環境工学に関する教育研究施設（学内共同教育研究施設）として2002年4月に設立された。その後、日本海域研究所と統合し、2007年4月より環日本海域環境研究センターと改名した。 自然現象と人間活動に起因する自然界や人間社会での環境に関する諸問題の解決は，２１世紀の科学技術に課せられた最も大きな課題の一つであるが，当センター設立の大きな目的はこの課題への積極的な取り組みである。 当センターでは，放射能計測及び電磁場応用という方法論的特性および気候，環境変動に対して最も敏感であるユーラシア東部?環日本海という位置的な特性を背景に，バイオセンサを含む先端的計測技術を用いた環境モニタリングや高解像度分析そして今後の環境変動に関する予知?予測に関する研究を進める。また、生物多様性やバイオテクノロジーに基づいた環境と調和した産業活動に資するグリーンテクノロジーの開発研究を実施する。 　さらに，自然環境の解明を志向する基礎的研究と環境保全技術の開発及び産業の創出に視点においた応用的研究を統合した新たな研究領域の開拓を推進し、学術的な貢献を行うとともに、環日本海域を中心とする東アジア地域に教育研修や研究成果の還元等の社会的?国際的な貢献を行う。 　 沿革（成立と経過） 「環日本海域環境研究センター（旧自然計測応用研究センター）」は，環境放射能動態を主要テーマとする我が国唯一の大学の研究施設である”理学部附属低レベル放射能実験施設”，電磁場の人体影響評価の研究等でユニークな磁気応用研究を展開してきた”工学部附属電磁場制御実験施設”，多様性に富む生物環境を有する能登半島に位置し，研究?教育に実績をあげてきた”理学部附属臨海実験所”，遺伝資源保存活動と植物学的研究とともに研究?教育に成果をあげてきた”理学部附属植物園”の４施設を廃止?転換し，自然計測及び応用に関する研究で業績のある理学部及び工学部教官を新たに加えて設立された学内共同教育研究施設である。2007年に日本海域研究所との統合により現在の名称となった。 　　　理学部附属植物園設立（旧城内）　　　理学部附属能登臨海実験所設立　　　理学部附属低レベル放射能実験施設設立（2002.3迄）　　　工学部附属電気エネルギー変換実験施設設立（1992.3迄）　　　工学部附属電磁場制御実験施設設立（2002.3迄）　　　理学部附属臨海実験所と名称変更（2002.3迄）　　　理学部附属植物園を角間キャンパスに移転　　　金沢大学自然計測応用研究センター設立2007.4　　　金沢大学環日本海域環境研究センターに改名 センター構成図 地域環境計測研究部門 人間環境情報研究部門 環日本海域環境研究センター 　 人文?社会研究部門 環境問題への自然科学的アプローチ 生体機能計測研究部門 生物多様性研究部門 エコテクノロジー研究部門 環境?防災研究部門 自然計測領域 地域研究領域 環境情報領域 自然環境情報研究部門 環境問題の解決に向けての文理融合型学際的アプローチ 環境情報の収集?維持管理及び閲覧等のサービス グリーンテクノロジーの開発 ●　電磁界の生体反応解析からの医療技術開発 ●　環境モニタリング用バイオセンシング技術開発 ●　環境保全を考慮した産業廃棄物処理システム開発 ●　エコエネルギー技術の開発 自然環境の変動解析と将来予測 ●　自然環境変動の高解像度解析 ●　放射性元素?同位体による地球環境の解析 水文環境の変動と物質動態の解析 ●　日本海，北陸域での生物多様性の解明 研究課題 センターが目指す２１世紀の科学技術 共通課題 放射能，電磁界をプローブとする自然環境,生物環境,人為環境の計測とその応用 理工学融合による地球環境の変動に対応する調和?保全技術の開発 環日本海域を中心とする東アジア地域での文理融合型学際的研究の発展 センターの領域と研究部門 部門職員数研究内容自然計測領域地球環境計測 研究部門教授3名、准教授1名、助教3名、 研究員その他8名地球環境システムの構造や変化を明らかにするために，陸域堆積物（風成堆積物?湖沼堆積物）などを対象とした物理?化学測定および解析を行う。特に極低レベルの放射能測定及び同位体比の測定を含む必威体育精装版の高感度?高精度分析測定技術に基づく測定?解析を進める。その成果