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平成28 年度 健 康 管 理 計 画 指定障害者支援施設 鷹取学園 看護師 川﨑 小百合 Ⅰ、〈全体的な健康管理〉 平成28年度も、入所者の皆さんが、学園生活を維持継続できる為の健康管理方法としては、 予防的立場に重点をおき進めたい。常日頃からの運動量（活動量）・栄養面に留意しつつ、 日常生活を楽しく続けさせていきたい。障害者自立支援法の改正により、平成18年10月1 日 より、医療費については個人負担に変った。治療については、１ヶ月毎に500 円まで自己負 担すれば、その他の治療費は、行政が負担するようになったものの、治療に関しては、本 人および家族と医療機関の双方で決定され進められる事が原則となっており、学園として は医療機関まで無事に届けるという事になっている。家族が付き添えない対象者について、 付き添い通院を行うに当たっては、各人ごとに家庭と打ち合わせを行いながら進める。そ の後に発生する通院治療は、家族が行う事が原則となっているが、いろいろな条件が重な り家族が通院を行えない場合などが生じる。その時々の対応に順じて、入所者の為になる ように、治療を進めて行きたい。 医療費については市町村ごとに個人負担に対する取り扱い方が違い、医療費を補助してく れる行政もある。また入所者各人の家庭状況もあり、ケースバイケースでの対応となるよ うに、充分に配慮していきたい。 怪我、病気での入院については、入院した翌日より施設には、定額の収入が入らなくなり、 1 月間につき8 日までは外泊時加算が付くものの、入院後は施設にわずかながらの収入しか 入らなくなるために、一時施設との関係が切れるような仕組みとなっている。学園の在籍 期間は最大３ヶ月となっており、入院後３ヶ月を過ぎると行政機関の方から施設への介護 給付費が切られるという仕組みになっている。 当園の入所者に関しては、これから高齢化が進んで行くために、転倒による骨折、嚥下の 悪化に伴う誤嚥などの事故、また障害程度の重さや知的障害に加えた重複障害などにより、 いろいろと難しいケースが発生してくると思われる。園内での集団生活をスムーズに進め る為には、支援現場の支援員と協力し合い、日常的健康チエックに重点を置き、個々人の 健康管理維持につとめて行きたい。 Ⅱ、〈健康維持及び健康管理体制〉 健康維持管理については、日常的対応は看護師を中心に行うも、直接支援に当たる支援員 との協力と、医食同源ということわざのごとく健康管理維持の基礎ともいうべき食事を司 る調理とコンタクトを取り、病気に対する予防に留意して行く。また、病気にかかった入 所者には嘱託医及び協力医のもとに治療を受け、健康維持に努め入所者の楽しく明るい学 園生活を守って行きたい。 - 36 - 〔健康維持管理内容〕 １．日 実施項目 投薬を必要とする園生 統合失調症、癲癇発作のある人、その他必要に応じた場合の対処 ２．週 実施項目 全園生に対する検温。原則として毎週月曜日に実施する。 ３．月 実施項目 1）体重測定 2）精神科医による診察 3）2 週に1 回の内科医の往診 4）骨粗鬆症薬内服者への注射（ボンビバ注射） ４．3 ヶ月に1 回実施項目 １）皮膚病検査 ５．年 実施項目 1） 心電図検査 2） 身長測定 3） エコー検査〔健康診断の結果、医師の指示ある人のみ〕 4） 生活習慣病検査 年2 回全員〔血液検査〕 5） 骨代謝検査 年1 回40 歳以上対象〔血液検査〕 6） 委託検診 歯科……全園生対象 ４月実施 インフルエンザ予防接種……保護者の希望される園生 精神薬内服者の血中濃度検査（血液検査…春、秋の２回） 7） 眼科検診 8） 子宮癌検診……35 歳以上受診出来る園生で、保護者の希望される園生 ６．法定検査 1）健康診断 …… 春・秋2 回 2）胸部レントゲン検査 …… 入所者は、64 歳ま