昭和学江東豊洲病院だより-showa.pdf

昭和⼤学江東豊洲病院だより 2014年1号 通算1号 2014 年 5 ⽉ あ ら い か ず し げ 病院⻑ 新井 ⼀成 昭和⼤学江東豊洲病院は江東区豊洲4丁⽬から豊洲5丁⽬1－38に新築 移転して、平成26年3⽉24⽇に開院しました。昭和⼤学附属豊洲病院の30 年余に亘って地域に密着した医療を踏まえることは素より、診療科の拡充ならび に病床数も段階的に414床まで増床して、⼤きく発展・変貌する地域の要望に も応えられる体制を構築しています。 当院の理念として、①まごころの医療、②安全・安⼼の医療、③地域と連携 する医療、④医療⼈の育成を掲げております。また、理念を実現させるための具 体的な基本⽅針として、⼥性と⼦供にやさしい病院をめざし、チーム医療を実 践し、安全・安⼼な医療を最優先し、地域連携を充実させ地域の発展に貢献 し、そして新しい医療⽂化を創造する決意でおります。 当院は⾼度で先進的医療を提供する急性期病院の役割を担い、⼩児医療、周産期医療、⼆次救急医療を充実 させ、さらに災害拠点病院として対応できるように整備しています。 新築移転に伴い、重篤な疾患を中⼼に診断・治療に当たるという当院に課せられた職務を果たすには地域医療連 携は最重要課題となります。その⼀環として、初めて当院を受診される⽅はかかりつけ医からの紹介状を持参されますよ うにお願いいたします。なお、紹介状がない場合は、初診にかかわる費⽤として選定療養費（通常の医療費とは別の ⾃⼰負担）が発⽣いたしますので、ご理解を頂きたいと存じます。 開院に際しまして、地域に貢献するためのいくつかの⽬⽟を⽤意しております。その1つに⼟曜、⽇曜、祝⽇にかかわら ず休診せずに診療を⾏いますので（ただし年末年始と11⽉15⽇の昭和⼤学創⽴記念⽇は休診となります）、上⼿ にご活⽤を頂きたいと思います。 当院への期待・役割は変遷するものと捉え、⽇常の診療に対して真摯に取り組み、 学び続け、成⻑していきたいと考えております。 第1号のトピックス  病院⻑挨拶  診療科紹介 －消化器センター  部⾨紹介 ー患者サポートセンター 昭和⼤学江東豊洲病院 よこやまのぼる ◆診療科紹介 消化器センター 消化器センター准教授 横⼭登 消化器センターは江東区の地域はもとより、全国・海外からの患者さ んの診断と治療にあたります。当センターの特⻑は次の通りです。 「消化器早期がんの拾い上げと低侵襲治療」 わが国の消化器早期がんの診断と治療は、先達の努⼒により、まぎ れもなく世界のトップを⾛っております。この成果の⼀旦は、消化器内視 鏡メーカーとの産学共同研究のたまものであり、メーカーの世界シェアは 95%を超えています。例えば、消化管早期がんを⾒落とすことなく発⾒ しようと思えば、High Visionと拡⼤内視鏡が組み合わされた必威体育精装版の 内視鏡機器が重要となります。 昭和⼤学江東豊洲病院・消化器センターは最先端の内視鏡診断と治 療を実現できる器械と医療スタッフを有しています。 私たちは、世界最⼤の内視鏡メーカーの必威体育精装版の内視鏡機器を導⼊することにより、早期がんを拾い上げ れば、外科の⼿術ではなく、低侵襲の内視鏡治療を可能としております。昭和⼤学江東豊洲病院・消化 器センターは、そのような最先端の内視鏡診断と治療を実現できる器械と