熊本県院内がん登録データに係る統計 2014年診断症例－.pdf

熊本県院内がん登録データに係る統計　－2014年診断症例－ 独立行政法人国立病院機構 医 療 機 関 名 　　　　　　　　　　　　　　熊本医療センター ○基本情報 【平成26年12月現在】 所　在　地 　熊本市中央区二の丸1-5 病　床　数 　550床 診 療 科 数 　32科 がん診療連携拠点病院指定日 　2008.02.08 がん登録開始基準日 　2007.09.01 平均在院日数 12.8 （日）　 入院患者数 13,844 （人）　 外来患者延数 157,227 （人）　 院内がん登録件数 1,571 （件）　 がん登録実務を担当した人員の 中級者　1　／初級者　0　／他　0 （名） 内訳 ○医療機関からのコメント 【登録件数・症例数の多い登録部位】 国立病院機構熊本医療センターの2014年診断症例の院内がん登録件数は1571件で あった。登録件数は1500件台で推移している。男性・女性の合計では、例年通り悪性 血液疾患(白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群等)が最も多く、 262件、ついで大腸(結腸・直腸)202件、子宮154件であった。そのうち男性では、悪性 血液疾患146件、前立腺121件、大腸98件、女性では子宮154件、悪性血液疾患116 件、乳房111件であった。 【罹患平均年齢】 69.5歳と、2008年の68.1歳と比較して1.4歳と年々上がっている。また最も若い罹患平 均年齢である子宮は52.2歳であり、全体の69.5歳と比較して17.3歳ほど年齢が下が る。 【症例数の多い部位の主な治療方法・特色】 1)『悪性血液疾患』県下唯一の日本骨髄バンクと日本臍帯血バンクの認定施設とし て、同種造血幹細胞移植を実践している。また、小児の骨髄移植も実践している。 2)『大腸』症例に応じて、患者様の身体的に負担の少ない鏡視下手術を積極的に取り 入れている。また化学療法、放射線療法と組み合わせた集学的治療を実践している。 3)『子宮』過去の実績から多くのがん患者様の治療を経験しており、手術療法、化学 療法、放射線療法と組み合わせた集学的治療を実践している。 【熊本医療センターの特徴・役割】 精神科を有しており、精神障害を合併されたがん患者様の治療に対応している。ま た、2015年より腫瘍内科が新設され、がん薬物療法を専門に扱う腫瘍内科医4名の体 制となったことで、全ての種類のがん診療に対応することが可能になった。地域がん 診療連携拠点病院としての役割を果たすため、チーム医療、医療連携の充