【資料3】原料原産地情報の表示方法について[PDF181KB].pdfVIP

資料３ 原料原産地情報の表示方法について 平成28年３月31日 消費者庁・農林水産省 原料原産地表示を行う際の課題と表示方法 加工食品の原料原産地表示を行う際の課題 表示方法(イメージ) 課題１：頻繁な原材料産地の切替えへの対応 ① 切替え産地を列挙する ・ 複数の原産国の原材料を使用している場合には、重量の多 『可能性表示』 い順に記載する必要があることから、主原料の原産地が季節 Ａ国産、Ｂ国産又はＣ国産の原料を使用 によって変動したり、複数の原産地のものを混合使用したりす する可能性がある場合 る際に、その都度重量順が入れ替わったり、国名が変わること 原料原産地名：Ａ国又はＢ国又はＣ国 に対応して、その都度包材を切り替えるのは不可能。 ・ 仮に対応可能な場合だとしても、複数の包材を用意するため に表示コストが上昇するのみならず表示ミスを招きかねない。 ② 「国産」・「外国産」又は「輸入」といった 『大括り表示』 課題２：物理的スペースの制約 Ａ国産、Ｂ国産又はＣ国産の原料を使用 ・ 容器包装の面積は限られており、多種の原料の産地を表示 する可能性がある場合 することは困難。 原料原産地名：外国産 ・ 限られた表示欄に多種の原料の産地を表示した場合、商品 購入時に必要な情報を直ちに探し出すのが困難な、分かりにく い表示となる。 ③ 輸入中間加工品の 『加工地表示』 課題３：原料原産地情報の分からない輸入中間加工品への対応 Ａ国で加工した中間加工品（原料の産地 ・ 原材料に輸入された中間加工品を使用している場合、海外で は不明）を使用する場合 は原料の産地を伝達するルールがないため、輸入国は分かっ 加工地：Ａ国 ても原料の産地までは正確な情報を入手できない場合がある。 平成21年８月食品の表示に関する共同会議報告書「消費者と食品事業者との情報共有による信頼関係の構築を目指して」を基に作成 1 原料原産地の表示のイメージ(可能性表示・大括り表示) 現行の表示 現行の食品表示基準で原料原産地 原料原産地の可能性がある国 表示を義務付けた場合 名を表示することとした場合 原材料名 ごま（中国、ナイジェリア、 原材料名 ごま（中国又はナイジェリ ミャンマー、パラグアイ、グ ア又はミャンマー又はパラ 名 称 いりごま 例1 アテマラ、パキスタン、ウ グアイ又はグアテマラ又は 原材料名 ごま ガンダ、ボリビア、トルコ、