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技术分类2-2-2

【技術分類】2-2-2 種別栽培方法/菌根性菌/キシメジ科キシメジ属 【技術名称】2-2-2-1 マツタケ( Tricholoma matsutake) 【技術内容】 1 生理生態 外生菌根菌で、主にアカマツと菌根を形成する。腐植の少ない痩せた乾燥地を好み、地中にシロと 呼ばれる菌糸の塊を形成する。シロは毎年 10~15cm 成長する。地温が 19℃になると子実体原基を形 成し、梅雨期及び秋、大型で独特の芳香を有する子実体を発生させる1) 。子実体が発生した位置から 内側は菌糸や菌根が崩れた忌地と呼ばれる状態になり、子実体は発生しなくなる2) 。培地上での胞子 発芽率は低い(他に諸説ある3) 1) )が、酪酸により発芽は著しく促進される 。 菌糸の生育温度範囲は 5~30℃、最適温度は 22~25℃。最適 pH は 4.5~5.5。菌糸の成長はきわめ 4) 4) て遅い 。窒素源はアミノ酸とアンモニア態窒素 、炭素源はグルコース、フラクトース等をよく利 用する5) 5) 。デンプン類も利用でき、特にイモ類が優れる 。無機物は鉄が最も影響が大きく、ビタミ ンはB 6) 4) 1 とニコチン酸の併用が有効である 。この他、成長促進物質として、核酸や微量のアミノ酸 、 マツ等の抽出物や有用微生物培養濾液7) 8) 、界面活性剤や植物油脂 等、多様な物質が報告されている。 また、液体培養では液層が深いと酸素不足になりやすいため、通気の確保も有効である9) 。 2 発生環境整備施業 林地をマツタケの発生に適した環境に整備し、自然増殖の促進を図る技術。マツタケの発生可能な 環境にある 25 年生前後の若いマツ林1) 10) (林齢については他の説もある )を選定し、マツの除間伐、 雑木類の伐採及び腐植層の除去を行う。雑木の一部は高さ 1.5~2.0mで芯止めして残し、適度な被蔭 を設ける(図 1)。これにより、宿主であるマツの健全化、土壌の乾燥と貧栄養化、害菌の排除等を行う。 以降、定期的にマツや雑木類を手入れし、林地をマツタケ菌の増殖に適した環境に整えていく。寒冷 地等では、陽光を入れて地温を上げるため被陰を減らし、既にマツタケが発生している場合は、シロ への悪影響を避けるため施業を軽度にする等、林地の状況にあわせた施業が求められる。成功すれば、 数年後からシロの増加が始まる 1) 。 3 種菌の接種によるシロ形成 シロ形成を促進するため、整備した林地へ胞子を播種する。ヒダから採取した胞子を懸濁液にして 1)2) 2) 撒布する、採取した子実体から直接胞子を飛散させる等の方法を用いるが 、成功率は低い 。感 染苗木法(シロに接触させてマツタケ菌を感染させた苗木を、種菌として用いる技術)も1例のみ子 実体の発生例がある4) 。培養菌糸を種菌とする方法は、3種類の方法が研究されている。成木に接種 して直接シロ形成を図る方法11)

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