日本語の敬語.pptVIP

日本語の敬語（新しい日本語能力試験Ｎ１に出る基礎知識） 青島華興日本語学校　　　　厳　龍徳 新しい日本語能力試験Ｎ1に出る敬語表現 出題傾向分析 敬語の作り方 既出項目考査 問題の解き方 今後の出題予想 授業?予定表 第1回：出題傾向分析と尊敬語、及び関連練習 第2回：謙譲語と丁寧語、及び関連練習 第3回：敬語と授受表現、敬語と使役表現、及び関連練習 第4回：過去問題分析、問題の解き方 第5回：未出項目分析、今後の出題予想（終了） 相手に水を飲むかどうか、聞く場面 敬語って？ 　　言葉は自分の言いたいことを相手に伝える手段です。でも、ただ単に意味を分かってもらうだけではなく、社会生活において人間関係をよりスムーズにするために「敬語」が大変重要なものになってきます。 　　一般に敬語は難しいと思われがちですが、その仕組みさえ分かればそれほど怖いものではありません。まず、尊敬、謙譲、丁寧という基本的な考えを理解してください。そして、それぞれの練習をしていくと、敬語は自然に身につくはずです。皆さんの日本語はより完成されたものになるでしょう。 　 敬語の種類 尊敬語（↑） 　　　　自分より目上の人などに対して、 尊敬して言う言葉 謙譲語（↓） 　　　　自分や自分側の人の行動などを 謙遜して言う言葉 丁寧語（※） 　　　　話し相手に対して、丁寧に言う言葉 ポイント：動作を誰がするのか？（Ｖ） ポイント：動作を誰がするのか？（Ｖ） Ｖ尊敬の表わし方 相手や話題になっている人の動作を高め、敬意を表す ①「～（ら）れる」の形 　　　　　　　　　　　　＜程度が軽い敬語?仕事場＞ ②「お／ご～になる」の形 　　　　　　　　　　　　＜程度が高い敬語?日常＞　 ③「お／ご～なさる」の形 　　　　　　　　　　　　＜古い表現?稀＞ ④　特別な形 ①「～（ら）れる」の形 「～（ら）れる」を使った例文 １）どちらへ行かれますか。（＝行きますか） ２）社長はもう帰られました。（＝帰りました） ３）お酒は飲まれますか。（＝飲みますか） ４）毎朝何時にお宅を出られますか。（＝出ますか） ②「お／ご～になる」の形 和語の場合「お～」、 漢語の場合「ご～」。 （但し、例外もある） 「お／ご～になる」 　　　　▲ 　　Ｖます形 　　〇〇（する×） 「お／ご～になる」を使った例文 １）今から社長がお話になります。（＝話します） ２）この絵は木村先生がお書きになりました。 （＝書きました） ３）山中さんはお戻りになりましたか。 （＝戻りましたか） ③「お／ご～なさる」の形 和語の場合「お～」、 漢語の場合「ご～」。 （但し、例外もある） 「お／ご～なさる」 　　　　▲ 　　Ｖます形 　　〇〇（する×） 「お／ご～なさる」を使った例文 １）先生はお話しなさいましたか。 　　　　（＝話しましたか） ２）ご遠慮なさらず、何でもご相談ください。 　（＝遠慮しないで） ３）これは先生がお書きなさいました。 　　　　　　　（＝書きました） ④特別な動詞の尊敬語 ＜ます形＞ １音節の動詞の場合は、 「お／ご～になる」 「お／ご～なさる」 　　の形にはならない。 　特別な尊敬動詞 　＜下記の表＞ 特別な動詞の尊敬語 特別な動詞の尊敬語 特別な尊敬動詞を使った例文 １）部長は会議室においでになります。（＝います） ２）お名前はなんとおっしゃいますか。 　　　　　　　　（＝言いますか） ３）きれいなお着物をお召しになっていますね。 　　　　　　　　　（＝着ています） ４）お休みの日は何をなさっていますか。（＝して） Ｖ尊敬の表わし方 相手や話題になっている人のことを高め、敬意を表す ①「～（ら）れる」の形 　　　　　　　　　　　　＜程度が軽い敬語?仕事場＞ ②「お／ご～になる」の形 　　　　　　　　　　　　＜程度が高い敬語?日常＞　 ③「お／ご～なさる」の形 　　　　　　　　　　　　＜古い表現?稀＞ ④　特別な形 留意点 １）補助動詞の尊敬語 ２）尊敬語の可能形 ３）尊敬語の縮約形 １）補助動詞を尊敬語にする場合 「Ｖている」 「Ｖてみる」 　?????? １）補助動詞を尊敬語にする場合 ２）尊敬動詞の可能形 「お／ご～になる」 　　　　▼ 「お／ご～になれる」 　　＜恩恵関係＞ 　　　　▼ 「お／ご～いただける」 ３）尊敬動詞の縮約形 Ｖ「お／ご～になる」 　　　　▼ Ｎ「お／ご～」 　　Ｖます 　　Ｎです ④～てください＜指示＞ 　お待ちになってください 　お待ちください 「お／ご～になる」を短くした尊敬表現 例文＜下線部の元の形は？？？＞ ①　部長、お出かけですか。／いつ、ご出発ですか ②　お客様がお着きです。