2012年度卒業論文都市内の水族館の魅力発見と展望―陳.PDF

2012 エプソン品川アクアスタジアム水族館を例として TW2009-040　陳　　宛彤 目次 はじめに １　エプソン品川アクアスタジアム水族館 　１－１　エプソン品川アクアスタジアム水族館の概要 　１－２　エプソン品川アクアスタジアム水族館の魅力 　　１ －２－１　海中トンネル水槽 　　１ －２－２　アトラクション 　　１ －２－３　動物に触れられる 　　１ －２－４　珍しい海の動物が見える 　　１ －２－５　動物たち自身の魅力 　　１ －２－６　動物たちの不思議な行為の観察ができる ２　エプソン品川アクアスタジアム水族館とバリアフリー 　２－１　バリアフリーとは？ 　　２ －１－１　バリアを超えること 　　２ －１－２　バリアフリーとユニバーサルデザインの違い 　２－２　水族館障がい者向け対応 　　２ －２－１　視覚障がい者向け対応 　　２ －２－２　身体障がい向け対応 　　２ －２－３　子ども向け対応 　　２ －２－４　高齢者向け対応 　２ －３　館内のバリアフリーについて 　２ －４　改善点 ３　日本水族館の現状実態の分析と経営状態について 　３－１　日本水族館の現状実態 　３－２　日本水族館の経営状態 　３－３　展示方法 　３－４　日本水族館の技術 　　３ －４－１　人工海水システムと海水処理システム　 ─ 20 ─ 　　３ －４－２　水槽の技術 ４　もし台北市内における水族館の設立したら，どのような経営をしていくのか？ 　４ －１　社会的背景と現状 　　４ －１－１　余暇活動の現況 　　４ －１－２　台湾水族館の現状実態 　４－２　都会型の水族館と郊外型の水族館との違い 　４－３　水族館整備の基本的な考え方 　　４ －３－１　水族館整備の必要性 　　４ －３－２　水族館整備の基本的な位置付けと整備方針 　４－４　施設規模と施設内容 　　４ －４－１　施設内容について 　４－５　施設整備および運営の手法 　　４ －５－１　ランニングコスト 　４－６　建設予定地 　４－７　SWOT分析 おわりに 参考文献 水族館にはただ観光スポットというだけでなく，人々には海の中の動物を認識してもらうというよ うな重要な役割があるという。一般に水族館の定義を書くと，「水生生物を収集・飼育しそれを展示 して公衆の利用に供する施設」（広辞苑）というのが一般の認識である。しかしながら水族の収集・ 飼育・展示は，水族館の機能の一部でしかない。つまり，これ以外に，調査研究・教育・自然保護な どの役割も掲げられる。なかでも教育は，水族館の重要な役割と責務であり，水の生物や環境の情報 伝達，情報交流の機能は，水族館を社会教育施設として活用するために不可欠と言える。 台湾の首都は台北である。今のところ，台北市内では水族館は存在しない。ところで，島国であ る。それに対して，東京都には有名な水族館が十数か所ある。それに，日本に最初にできた水族館は， 1882年に農商務省の博物館局の所管として誕生した，東京の上野動物園の中に併設された「観魚室（う をのぞき）」とされている。この観魚室の誕生以来，全国各地で開催された博覧会の会場に水族館が 設置され，博覧会が日本の水族館史にも大きな影響を与えることになった。それで，都市内の水族館 は他の所で設立した水族館との違い魅力や役割があると思っている。 この水族館の魅力を探してみよう。イルカのショーやアシカのショーは生命感が感じられるから， 感動する。もっと踏み込んで，ショーの形成を研究してみる（日本製の水槽，人造波～世界NO1.の 高度な技術を持つ）。 かつて，台北市内に水族館があったが，台北海洋館という水族館は経営不振で，倒産した。もし台 ─ 21 ─ 北市内に水族館を設立したら，どのようなタイプを設立したいかと考えたい（観光需要市場の把握を 前提にして，予想させてもらう）。 そこでます。本論文は日本都市内の水族館-エプソン品川アクアスタジアム水族館を事例として， 研究していく。研究内容