輸液と経腸栄養による栄養管理要点.pdf

輸液と経腸栄養による栄養管理 薬剤部 橋本 栄養管理方法 １．経腸栄養（enteral nutrition） １）経口摂取 ２）経管栄養（tube feeding) ２．静脈栄養（parenteral nutrition） １）末梢静脈栄養（ＰＰＮ） ２）中心静脈栄養（ＴＰＮ） 栄養管理方法の選択 栄養学的アセスメント 何らかの栄養補給が必要 消化管を用いる 可能 不可能 経管栄養 静脈栄養 短期 長期 末梢静脈栄養 中心静脈栄養 経口摂取 消化管機能の回復 経腸栄養剤の分類 １）自然食流動食 窒素原：たんぱく質 糖質：デンプン 脂質：多い ２）半消化態栄養剤（エンシュア、ラコールなど） 窒素原：たんぱく質 糖質：デキストリン 脂質：やや少ない ３）消化態栄養剤（エレンタールなど） 窒素原：アミノ酸、ペプチド 糖質：デキストリン 脂質：極めて少ない 経腸栄養剤の比較 自然食流動食 半消化態栄養剤 消化態栄養剤 三 大 窒素原 蛋白 蛋白 アミノ酸、ペプチド 栄 糖質 デンプン デキストリン デキストリン 養 脂肪 多い やや少ない 極めて少ない その他栄養成分 十分 不十分 不十分 繊維成分 （＋） （±） （－） 味・香り 良好 比較的良好 不良 消化 必要 多少必要 不要 投与経路 経口、経管 経口、経管 経口、経管 溶解性 不良 良 良好 残渣 多い 少ない 極めて少ない 浸透圧 低い 比較的低い 高い 適応 狭い かなり広い 広い 経腸栄養剤の比較 消化態栄養