参考資料3-首相官邸ホームページ.PDF

参考資料３ 「一般用医薬品のインターネット販売及びテレビ電話等を 活用した医薬品販売」に関する再質問に対する厚生労働 省からの回答 質問１ 前回のヒアリング時に厚生労働省は、基本的に医 療分野において 「対面が原則というのは違和感がな く、ネット販売が対面の代替関係にあるという考え 方はあまりない。」 と発言されていますが、医療分野の場合では、医療 機関で医師による診療を受けずに投薬を受けること が認められているのでしょうか。 もし認められているとしたら、それはどのような 場合か教えていただけないでしょうか。 （答） 診療は、医師と患者が直接対面して行われることが基本 である。 しかし、例外的に、あくまで直接の対面診療を補完する ものとして、直接の対面診療による場合と同等ではないに してもこれに代替し得る程度の患者の心身の状況に関する 有用な情報が得られる場合には、遠隔診療により処方を行 うことが可能である。 （参考） 情報通信機器を用いた診療(いわゆる「遠隔診療」)につい て（平成9年健政発第1075号厚生省健康政策局長通知） 質問２ 質問１の発言の関連で、一般用医薬品の場合は、 実際に店舗で購入する人と医薬品を服用する人が異 なるケースもあるため、そもそも医療分野でいう医 師と患者との対面とは異なると思いますが、いかが でしょうか。 （答） 御質問のような、実際に店舗で購入する人と医薬品を服 用する人が異なる場合には、専門家が購入者に対し、対面 により円滑な意思疎通を図り、慎重に使用者の状態等を把 握し、適切な医薬品の種類や使用者に応じた具体的な使用 方法等の情報を提供することの必要性や重要性があると考 える。 質問３ 第２類医薬品の場合は、登録販売者による情報提 供も認められていますが、薬剤師と同様の医療従事 者と考えてよいのでしょうか。 登録販売者も、実際に前にいるお客様を見て、医 療類似行為をやるような職種、資格と考えてよろし いでしょうか。 もし、異なるようでしたら、医療分野だから対面 であるべきという結論にはならないと思いますが、 いかがでしょうか。 （答） 登録販売者は、国民による医薬品の適切な選択、適正な 使用に資するよう、薬局、薬店等において、専門家による 相談応需やリスクの程度に応じた情報提供等が行われる体 制を整備することとした制度改正の中で、医薬品販売に従 事する薬剤師以外の専門家として、新たに設けられたもの である。 また、厚生科学審議会医薬品販売制度改正検討部会にお いて、医薬品の販売時においては、「適切な情報提供や相 談応需」が行われるためには、専門家の関与を前提として、 専門家において購入者側の状態を的確に把握できること、 購入者と専門家の間で円滑な意思疎通が行われることが必 要であり、これらが確実に行われることを担保するには、 購入者と専門家がその場で直接やりとりを行うことができ る「対面販売」が必要であり、これを医薬品販売に当たっ ての原則とすべきであるとされている。 質問４ 前回のヒアリング時に厚生労働省から、 「ネットの販売みたいなものは諸外国いろいろな形 でやっていますし、それぞれ色々な問題が起きてい ると思います。」 と発言されています。厚生労働省で把握されている 諸外国でのネット販売の状況について、教えていた だけないでしょうか。 （答） １．例えば、一定の要件でインターネ