casbee（建筑环境总合性能评似システム） - 职业能力开发总合大学校.pdf

CASBEE （建築環境総合性能評価システム）を用いた 大学キャンパスの環境性能評価と改善提案 Environmental Efficiency Assessment of the College campus by “CASBEE” （Comprehensive Assessment System for Built Environment Efficiency） 西澤 秀喜 NISHIZAWA Hideki １．はじめに １．はじめに ２．ＣＡＳＢＥＥツールの活用２．ＣＡＳＢＥＥツールの活用 １．はじめに１．はじめに ２．ＣＡＳＢＥＥツールの２．ＣＡＳＢＥＥツールの活用活用 CASBEE（建築環境総合性能評価システム） 専門課程２年生の必修科目である「総合制作 ［ Comprehensive Assessment System for 実習」は、学生自らがテーマを設定し、調査・ Built Environment Efficiency ］とは、建物を 実験・設計・制作等を通して自分で問題を発見 環境性能で評価し、格付けする手法である。 し、その解決法を見出すものである。 サステナブル建築を推進する手段としては、 建物の評価手法である「CASBEE」は、大学等 評価システムに基づく市場メカニズムの導入が の建築専門教育での活用も視野に入れて開発さ 最も効果的といわれており、わが国では 2001 れており、教科目での利用も可能である。 年度に国土交通省の支援のもと、産官学共同プ 「CASBEE－新築」は、設計期間中における設 ロジェクトが発足して開発された。 計者の自己評価ツールであり、設計仕様と予測 現在では、建物のライフサイクルに応じた基 性能に基づき評価を行う。設計および施工中の 本ツール（新築・既存・改修）と、多様な個別 各段階で、対象とする建物の環境性能を予測し、 目的にも対応可能な拡張ツール（戸建・短期使 改善検討が可能なシステムである。 用・簡易版・自治体版・ヒートアイランド・ま したがって、学生が設計課題等を進める段階 ちづくり等）が提供されている（図 1）。 で、自らの設計案の環境性能を予測評価して、 これらを活用することにより、建築分野にお 改善案を検討するといった活用が考えられる。 いて CO2 削減に資するような、より高い省エネ なお、建物は完成していないので、基本的に環 ルギー、エコマテリアル、長寿命化などが促進 境測定等は不要である。 されることが期待されている。 次に「CASBEE－既存」は、竣工後約 1年以上 の運用実績に基づき評価するシステムであり、 既存建物を対象とする。すなわち、評価時点に おいて実現されている仕様や性能を評価するも のである。そのため、各種の環境測定が必要で あり、エネル