新宫市地域福祉计画.PDF

は じ め に 少子・高齢化や核家族化が進展し、家庭の機能や地域コミュニティなど社会環 境にも大きな変化が現れてきています。これは人々の価値観や考え方が多様化 するなか、地域での人と人との「つながり」において、互いにふれあい・ ささえあうという機会が希薄になってきているからだと言われています。また、 地域には現行の仕組みや行政だけでは対応しきれないさまざまな生活課題もあ り、これらを解決するためには協働の理念に基づく「地域福祉」という概念を 施策の核として位置づけていくことが大変重要になってきました。 こうした社会背景のもとに、この度、本市では人権尊重を礎に市民の皆さま 誰もが住み慣れた地域で安心して暮らせるよう「つながり」を築いていく社会 の実現をめざした「新宮市地域福祉計画」を策定いたしました。 本計画では、 「交流と文化発信の伝統にねざし、共に生き、ささえあう地域の 福祉をつむぐ－新宮の地域福祉の５つのつむぎ－」を基本理念とし、地域の課 題を「みつける（発見する）」ことから地域福祉活動へと展開するため、５つの 基本方針【つたえる】【つどう】【つなぐ】【つくる】【つみかさねる】を掲げて います。 今後は、本計画のもと、これまで各地域で培われてきた市民の皆さまによる 主体的なボランティア活動やささえあい運動の土壌を継承そして発展させなが ら、一人ひとりがさらなる福祉向上の心を醸成できるよう地域の力を生かした 「地域福祉」を推進してまいります。 結びに、本計画の策定にあたり、多大なご尽力を賜りました地域福祉計画策 定委員会の委員各位をはじめ、地区懇談会やアンケート調査などで貴重なご意 見・ご提言を賜りました多くの皆さまに深く感謝し、心からお礼を申し上げま す。 平成２１年３月 新宮市長 佐 藤 春 陽 目 次 序章 計画の基本的な考え方 1 第１節 計画策定の背景 1 第２節 計画の目的と意義 1 １．計画の目的 1 ２．計画の意義 1 第 3 節 計画の位置づけ 2 第４節 計画の期間 4 第５節 計画の策定体制 4 第６節 計画の策定経過 4 第１章 新宮市の地域特性 7 第１節 市の概要 7 第２節 人口と世帯 8 １．人口 8 ２．世帯 9 第３節 住民の現状 11 １．児童の現状 11 ２．高齢者の現状 11 ３．障がいのある人の現状 13 ４．生活保護世帯の現状 14 ５．外国人登録者の現状 15 ６．就業者の現状 15 ７．民生委員・児童委員の現状 17 ８．地区（小学校区）の現状 17 第 4 節 地域福祉資源の地理的分布 20 １．広域圏をカバーする福祉サービスネットワーク 20 ２．県管轄広域施設 20 ３．児童福祉施設 20 ４．三障害対応型施設 20 ５．高齢者施設 21 ６．医療関係施設 21 ７．教育、コミュニティ関連の施設 21 ８．施設の分布について 23 第２章 市民の地域福祉に関する意識と活動の現状と課題 27 第 1 節 市民の地域福祉に関する意識調査の概要 27 １．市民意識調査の実施概要 27 ２．市民意識調査結果の概要 28 第２節 団体調査の概要 36 １．団体調査の実施概要 36 ２．団体調査結果の概要 36 第３節 地区懇談会の概要 39 １．地区懇談会の実施概要 39