平成28年11月（PDF：200KB）.PDFVIP

５ 畜 産 項 目 作 業 内 容 （今月の作業のポイント） ○幼畜の飼養管理 ○鳥インフルエンザの予防 （１）幼畜の飼養 11 月になると夜間の気温（最低気温）が 10℃を下回るように 管理 なり（表１）、寒さに弱い 表１　最低気温の平年値（松山） 幼畜 には大きなストレス 最低気温 11月 9.2℃ となる（表２）。また、 こ 10月 14.5℃ の時期は、下痢や呼吸器病 表２　幼畜の適温域　　(三村) 等に罹りやすいため、衛生 畜　　種 適温域 哺乳子牛 13～25℃ 管理にも注意が必要とな 育 成 牛 4～20℃ る。 育 成 豚 15～27℃ ア 子 牛 子牛は成牛と違い、寒さに弱いた め、床には乾燥した敷料を多く入 れ、直接冷たい風が当たらないよう に開口部を塞ぐ。 分娩後は、新生子牛の体表面の水 分を十分に拭きとり、気温が下がる ようであれば、家畜用コルツヒータ ー等を利用して保温する。 肥育用の乳用種雄子牛や交雑種 の子牛は、集団で飼育 されることが 多いため、肺炎や下痢等を蔓延させ 写真 １ ヒーターと乾 いた敷料で快適な環境 ないよう日常の観察を十分に行い、 異常があれば直ちに獣医師の診療を受ける。 イ 子 豚 子豚の寒さによる事故は、出生後１～３日が最も多く、離 乳期（４週間まで）では 20℃、３カ月齢で 15℃を下まわらな いように、保温を心掛ける必要がある。 母豚による圧死を防止するため、子豚の重なり具合等を確 認し、保温灯や保温箱の設置、隙間を塞ぐ等の対策を行うと ともに適正な湿度管理 （相対湿度65〜75％）にも留意する。 項 目 作 業 内 容 ウ 換気（共通事