北网地域医疗再生计画.PDF

北網地域医療再生計画 平成２２年１月 北 海 道 ＜目 次＞ １ 対象とする地域 １頁 ２ 地域医療再生計画の期間 ２頁 ３ 現状の分析 ２頁 ４ 課題 ６頁 ５ 目標 10頁 ６ 具体的な施策 14頁 ７ 地域医療再生計画終了後に実施する事業 20頁 １ 対象とする地域 北網地域医療再生計画（以下「本計画」という）においては、北網圏（第二次医療、 。 圏）全体を対象地域とする。 北網圏は、北海道の北東部、網走支庁管内の東北半分を占め、周囲は遠紋、上川中部、 十勝、釧路、根室の各圏域と境界を接し、北はオホーツク海に面し、総面積は5,542平 方キロメートルで、愛媛県に匹敵する広さを有している。 広大な北網圏は、大きくは北見市を中心とする地域と網走市を中心とする地域に分か れており、前者においてはオホーツク圏（第三次医療圏）の地方センター病院（*1）で もある北見赤十字病院を地域センター病院（*2）として、北海道立北見病院、美幌町立 国民健康保険病院、ＪＡ北海道厚生連常呂厚生病院、置戸赤十字病院などの自治体病院 や公的病院のほか、民間の医療機関で構成され、後者においてはＪＡ北海道厚生連網走 厚生病院を地域センター病院として、斜里町国民健康保険病院、小清水赤十字病院など の自治体病院や公的病院のほか、民間の医療機関で構成されている。 ■北網圏の医療機関の状況 （単位：箇所、人） 診療所 許 可 病 院 助産所 医科 歯科 病床数 北見市を中心とする地域 19 80 74 ３ 2,229 網走市を中心とする地域 ８ 25 31 ０ 1,028 北網圏域全体 27 105 105 ３ 3,257 ※平成21年４月１日現在。病床数は、病院の病床及び診療所の特定病床以外の病床・療養病床の合計。 北網圏は、道内の他の多くの第二次医療圏と同様、慢性的な医師不足に悩んでいるが、 近年、北網圏の地域医療の中核的な役割を担う北見赤十字病院や、道立北見病院におい て、内科医が相次ぎ退職する等により、圏域内の救急医療体制や周産期医療体制、循環 器・呼吸器病の高度医療機能などを維持するために必要な医療資源の不足が深刻化して いるところである。 このため、詳細に現状を把握し、早急に救急医療体制、周産期医療体制等を立て直す 対策を講じる必要があり、北網圏全体を本計画の対象地域としたところである。 ＜地方センター病院と地域センター病院について＞ 昭和44年からの道独自の取組として、圏域ごとに一定の要件を備えた中核的医療機関を指定し、 施設・設備の整備・充実