保育园様各位-ace.PDFVIP

保育園様 各位 【不正競争防止法違反により弊社が処分を受けた事に関してのお詫びとお知らせ】 この度は，弊社の不祥事により皆様方に，多大なるご迷惑，ご心配をおかけしましたこ と，改めて深くお詫び申し上げます。 弊社といたしましては，今般の事態を厳正かつ重大に受け止め，今後，役職員一同，再 発防止と信頼回復に向けて全力で取り組んで参ります。 記 １ 経緯について 平成２８年１１月１８日，警視庁本部生活安全部生活安全課より弊社に対し，「貴社 がＦ社より仕入れた青果物の一部に不正競争防止法違反の疑いがあるので，捜査協力を 求めたい。」旨の連絡があり，帳簿類の開示，状況説明を進めておりました。 弊社が調査した結果でも，Ｆ社からの，仕入価格は，国産相場での購入価格であ り， 他の青果市場での国産ごぼう仕入価格と比較しても，弊社仕入価格は一部，その価格を 上回っており，本来，そのような購入価格で，外国産ごぼうを購入する必要性はありま せん。 また，社内での調査結果でも，弊社担当者が，Ｆ社から個人的なリベート等を受け取 った事実はなく，また，捜査当局からもそのような事実があったとの指摘は一切受けて おりません。 弊社としては，その後も，捜査機関による捜査には全面的に協力しておりましたが， 平成２９年５月２５日，弊社担当者が逮捕され，逮捕事実が報道機関により報道される 事態となりました。 なお，一部報道機関から「２０１４年７月から２０１６年１１月にかけて，約３００ カ所の保育園に，約６トンの外国産ごぼうを納品した」との報道がなされましたが，こ れらの期間及び数量は，弊社とＦ社との全取引期間及びごぼうの全取引数量に近いもの で，そのような事実は確認されておりません。 捜査機関による捜査の結果，最終的に，Ｆ社の担当者と弊社担当者が，平成２８年８ 月２０日ころ，某保育園に対し，当初の産地表に記載されていた国産ではない，中国産 又は台湾産のごぼう２本（合計約２００グラム）を納品して譲渡したとして，不正競争 防止法違反により略式起訴され，Ｆ社の仕入担当者及び弊社担当者，並びに同法が定め る両罰規定により監督責任を問われた弊社及びＦ社が，各罰金３０万円の略式命令を受 けることとなりました。 ２ 今回，輸入ごぼうを納品してしまった原因について 弊社は，この度，国産ごぼうと表示した輸入ごぼうを保育園様に納品してしまったこ とについて，以下の点に主な原因があったと考え，反省しております。 - 1 - ① 社内での品質管理の体制に不備があり，自浄作用が機能していなかったこと ② 食品産地表示に関する管理体制に不備があったこと ③ 仕入責任者，発注担当者，庫内管理責任者の情報伝達，連携不足 ３ 弊社の方針について 弊社は，保育園様を中心に食材を納品させて頂いていることからも，食材の安全確保 こそが第一であり，絶対のことと考えて再発防止に取り組みます。 今回問題となった Ｆ社との取引については，発覚直後より取引を一部停止 ・制限して おり，本年７月末をもって完全に解消いたします。 しかし本件は，仕入先を変更する ことのみで解決する問題ではなく，今後も，仕入れ から納品までの全ての過程において産地等の確認を進め，表示した産地の安全な食材を 確実にお客様にお届けすること，また，企業として法令順守の徹底を進める ことが重要 な責務と考えております。 ４ 再発防止に向けて （青果物について） 弊社は，表示した産地と異なる食材を保育園様に納品することがないよう，すでに皆 様方にも文章等で，お伝えした再発防止策を徹底してまいります。 青果物に関しましては，パック物の青果物（葉物・菌筍類等）については，これまで も産地でパック詰めされ，パックに産地が印字されておりますので，他産地の青果物が 混入する可能性は，ほぼあり得ません。 他方，いわゆる計り物の青果物（ごぼう・じゃが芋・人参・玉葱・胡瓜・茄子等）に ついては，これまで，弊社担当者が市場において購入する青果物を指定し，産地が印字 された段ボール入りの状態で仕入先に納入された後に，仕入