研究员番号②弥富小学校上田真第4学年组国语科.PDF

研究員番号② 弥富小学校 上田 真 第４学年 組 国語科学習指導案 平成17年10月28日（金曜日）第５時限 指導者 上 田 真 １ 単 元 ２分の１成人式を行おう （特設単元） ２ 単元について (1) 単元の意義 生まれてから10年が経とうとする４年生の本学級の児童。成人式までの半分を無 事に過ごしてきたということを祝うとともに，自分の生まれてからの歩みを振り返 ることで自分の成長を感じさせ，その内容を文章に表現させたい。 そこで，家の人に聞き取りも行った上で，自分が成長したなと感じられることを 文章に書く。そして，その文章を家の人に読んでもらい，感想や返事，これからの アドバイスを書いてもらう。その内容をもとにさらなる成長を目指そうとする気持 ちを育てる。 この活動で目的・相手意識をもって表現することにより，自分の身の回りの生活 に目を向けるきっかけとして意義がある。 (2) 系統的に見た位置 ３年「中心をはっきりさせて書こう」で，身近な生活の中から題材を見つけ，段 落相互の関係などを工夫して中心になる場面をはっきりさせて作文を書く学習を行 ってきた。 その学習成果を基盤として，１学期では，「心の動きをはっきりと」で，心に強 く感じたできごとについて，その時の気持ちをよく思い出し，中心に書くことをは っきりさせて，生き生きと文章に書くことを学んできた。 そして，本単元では，目的・相手意識をもって，自分の成長を考えることで，身 の回りの生活に目を向け，自分の生活を振り返ることへと発展していく。 (3) 単元と児童との関係 ４年生になり，半年が過ぎようとしている。委員会活動やクラブ活動，部活動な ど，これまで経験しなかった場面が一気に増え，また能力的にもいろいろなことに 挑戦することのできる年齢となってきている。 毎日の生活を過ごしている中では，自分の成長を感じたり，いろいろな人とのか かわりの中で支えてもらったりしていることにはなかなか気がつくことができな い。 そこで，今一度，自分の生活を見つめ直し，振り返る中で，成長してきた自分に 気付かせたい。その成長の喜びや支えられていることへの感謝の気持ちを足がかり に，さらに自分を高めたいという気持ちをもつことにつなげていきたい。 ３ 目 標 今までの自分を見つめ，振り返ることで，10歳になった自分が成長したと感じたこ とを文章に表現し，家の人に伝えることができる。 - 1 - ４ 指導計画と評価・支援計画（９時間完了） 時間 段階 活 動 内 容 評 価 の 内 容 と 方 法 ＜ ○これまでの生活を振り 「２分の１成人式」で，家の人や学級の友達に，自分の成長し １ 事前 返り，自分が成長したと たところを分かりやすく伝えるという目的・相手意識をもち，自 ＞ 思うことを考え，書き出 分の成長したところを考えることができたか，学習シートへの記 伝え す。 述内容からつかむ。 たい ○第１時に考えた内容を ＜留意事項＞第１時に考えた，成長したことが価値のあるとらえ 課 思い 参考に，家の人と自分の であることを確認したり，新たな気付きを得たりする場として， 外 の確 成長したところについて この課外の時間を位置付ける。なお，前もって保護者には，この 認 再度考える。 内容が充実するよう協力を文書で依頼しておく。 学 ○教師自作の例文を活用 適切に書くための三つのポイント（①成長した事柄について述 習 し，本単元での学習内容 べられている，②成長が分かる根拠が書いてある，③成長につい の について理解し，学習へ ての思いが書いてある）に気をつけて，「だれに」「何のために」 ２ 見 の見通しをも