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抄読文献 Psychological interventions for people with a milder dementing illness: a systematic review. Bates, J., Boote, J., Beverley, C., P. Journal of Advenced Nursing 45(6), 644-658, 2004. 認知症 ：発生、患者数、治療  認知症  認知力低下、記憶、思考、行動の損傷を特徴とした進行性、退行性の疾患  人数  世界でおよそ1500 万から1800 万人。  2025 年までに、3400 万人 （発展途上国に住む人数の71%）と予想。  傾向 ：患者数は年齢と共に増加。  アルツハイマー型 ：65 歳以上の5-10%、85 歳以上では50%近くに増加。  およそ60 万人が認知症で、65 歳以上の5%、80 歳以上では20%。2050 年 までには100-200 万人に増加と予想 （イギリス）  認知症患者の最も臨床的で費用効果の高い治療の確立が重要  高齢化に伴うヘルスケア源において負担が増えている。  認知症の治療は２つの主要なカテゴリーに分けられる。  (1)生物医学的ケアモデルによる精神薬理的治療  (2) “人間中心的”認知症ケアのより全体的な視点による、非薬理的、 心理社会的、その他代替的アプローチ 薬理的治療  ドネペジルやリバスティグミン（アセチルコリンエステラーゼ）：軽・中等度におけ る症状緩和  イギリスの認知症患者の約40 万人がアルツハイマー型であり、そのうち25 万人が軽度から中等度の重症度  国際的な結果判定法においていくらかの効果を示した。  アルツハイマーにおける重症な障害の開始を遅らすだけであり、予後に影響はもた らさない。  医療のコンプライアンス低下や、嘔気 ・嘔吐のような副作用のために使用できない こともある。 非薬理的治療  代替的、非薬理的な療法 （回想療法やvalidation 療法、reality orientation）  認知症患者全てが薬理的治療が効果的ではない→非薬理的療法の重要性  だんだんと研究されてきている。  しかし、いつ、どの患者にこれらの療法が最も適した対象となるのかに関する発見 が特にない。  →多くの研究は様々な病期の患者に対して施行され、結果が集められたため。  臨界期  薬理的介入に関して治療計画がより成功しそうな時期 （Brodaty）  臨界期は、非薬理的介入で治療を受けている認知症患者にも存在するであろ う。 心理社会的アプローチ  心理社会的アプローチは現代の非薬理的治療の重要な位置である。  「心理社会的」は、セラピストと患者との人間の相互作用行動を意味する。 （reality orientation、回想療法、validation 療法など）  心理社会的枠組み ：認知症患者中心の療法  Kitwood  認知症ケアの論文や枠組みを含む研究  「認知症患者に施される介入が‘悪質な社会心理学’の発展を阻止す るのはどのくらい早期であるか」  Clare  「心理社会的観点から、認知症患者への早期の介入の目的は、機能 の最適化、well-being、過度の障害のリスクの最小化が含まれる」  認知症ケアに対する心理社会的アプローチと早期の介入の重要性における主要な疑 問点 （イギリスのNational S