日本文化17.ppt

清水寺は坂上田村麻呂の創建と伝わるが、本堂は１６３３年の建造。 急な崖の上に造られた懸造で舞台がある。 屋根は寄棟造。 織田信長の焼討から約７０年を経て１６４０年に徳川家光が再建。 中には「不滅の法灯」がある。 万福寺は黄檗宗の寺院 黄檗様と言われる明末清初の建築様式 日本黄檗宗の開祖で、１６５４年に中国から来日。 京都の宇治に万福寺を開いた。 インゲン豆などを日本に伝えた。 俵屋宗達の作 風袋を両手に持つ緑色の風神と、太鼓を打ち鳴らす白色の雷神を配している。 金の蒔絵の上に鉛の板を張って橋の形を現している。 蓋に後選和歌集の歌を銀の文字で貼り付けている。 朝鮮出兵で捕虜として連れ帰った陶工によって伊万里焼をはじめ各地で磁器が造られた。 中国景徳鎮の磁器がモデル。 御伽草子の延長として江戸初期に仮名または仮名交じり文で書かれた庶民向けの物語や実用的な文章の総称。 松永貞徳は俳諧を連歌?和歌の入門段階とした。 貞徳の俳諧は言語遊戯の域を出なかったが、貞門派俳諧の祖として逸材を輩出した。 元禄時代の松尾芭蕉は彼の孫弟子。 第１７回　寛永文化 １６０３年：江戸幕府成立 徳川家康が征夷大将軍にとなり江戸幕府を開く。 １６０５年：徳川秀忠２代将軍に 家康存命のうちに子の秀忠に将軍職を譲り、将軍職を徳川家の世襲とすることを示す。 １６０９年：島津家久、琉球出兵 薩摩藩主島津家久が琉球に出兵。実質的に統治下に置く。 １６１３年：禁教令全国に 全国的にキリスト教が禁止される。 １６１４年：大坂冬の陣 幕府の大軍が大坂城を包囲するも和睦。 １６１５年大坂夏の陣 大坂城が落城し、豊臣秀頼が自害して豊臣氏は滅亡。 方広寺大仏殿鍾銘事件を機に幕府軍が大坂城を包囲。 城の守りが高く、膠着状態となり、大坂城の外堀の埋め立てを条件に講和。 豊臣家が講和条件違反したとして再び幕府軍が大坂へ。 激しい野戦の末、大坂城は落城し豊臣秀頼は自害。嫡男(６歳)は斬首、娘は鎌倉の東慶寺で出家し、豊臣家は滅亡。 １６１５年：武家諸法度、禁中並公家諸法度が制定 １６１６年：徳川家康没 徳川家康亡くなり、朝廷より東照権現の神号授与される。 １６２０年：和子入内 徳川秀忠の娘、和子が入内し後水尾天皇の妃となる。 とくがわ　いえやす １５４２～１６１６ 幼少期は今川家の人質となったが、桶狭間の戦後に今川家から独立。織田信長、豊臣秀吉に従い、最後は自らが天下を取った。 １６２３年：徳川家光３代将軍に 秀忠が子の家光に将軍職を譲る。 １６２９年：紫衣事件 １６２７年の紫衣勅許を幕府が無効としたことに抗議した大徳寺の沢庵らを流罪に。 ※紫衣：徳の高い僧尼に朝廷が勅許する最高の僧衣 １６２９年：明正天皇即位 紫衣事件への抗議として後水尾天皇が興子内親王に突然譲位。称徳天皇以来８５９年ぶりの女帝。 １６３２年：大大名の改易相次ぐ ５月、熊本藩主加藤忠広、１０月駿府城主徳川忠長(家光弟)と大大名の改易相次ぐ。 １６３５年：日本人の海外渡航?帰国禁止 １６３７年：島原の乱(～３８年) 天草藩(寺沢氏)、島原藩(松倉氏)の圧政に反発した農民が天草四郎に率いられて蜂起。原城に籠城して戦うも、老中松平信綱に鎮圧された。 １６４１年：鎖国の完成 オランダの商館が平戸から長崎の出島に移る。 １６４１年：寛永の飢饉(～４３年) １６５１年：徳川家綱４代将軍に 家光が亡くなり、子の家綱が４代将軍となる。幼少のため保科正之らが補佐。 同年：由井正雪の乱 将軍代替わりの混乱に乗じて浪人が反乱を計画するも事前に阻止。 同年：末期養子の禁を緩和 １６５７年：明暦の大火 本郷の本妙寺から出火し、江戸城を含む江戸の町の６割が焼失。これ以降、江戸城の天守閣は再建されず。 １６６９年：シャクシャインの戦い シャクシャインを中心に団結したアイヌが松前藩と戦うが鎮圧される。 １６８０年：徳川綱吉５代将軍に 徳川家綱が亡くなり、弟の舘林藩主徳川綱吉が５代将軍となる。 時期：寛永年間(１６２４～４３)を中心とする江戸時代初期 担い手：幕府?朝廷?上層の町衆 桃山文化を継承した豪華な文化 幕藩体制に順応した文化 豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に捕虜になった朝鮮人によって朱子学が日本に伝わった。 朱子学は江戸時代の学問の中心に。 はやし　らざん １５８３～１６５７ 江戸時代初期の儒学者 徳川家康に仕え、上野忍ケ岡に学問所を建設 後陽成天皇の弟八条宮智仁親王が１７世紀前半に造営。 書院造に茶室建築を加えた数寄屋造の建物。 １６５９年、後水尾上皇の設計により造営。 比叡山を借景とした雄大な庭園。 江戸初期の数寄屋造の代表例。 第１０８代天皇 １５９６～１６８０ 紫衣事件に抗議して明正天皇に譲位したが、以後４代にわたって院政を行った。 修学院離宮造