怖ろしい薬物乱用.PPT

■薬物を乱用すると人生がダメになる　（薬物乱用者に見られる性格?人格の変化） 　10代は、心身の成熟とともに人格の形成に大切な時期です。自分の周囲に向けられていた視線が自己の内面に向けられ、自我の発見につながる時期であり、社会の一員としての行動様式や社会規範を習得し、自分らしさを発揮していく時期なのです。この大切な時期に薬物乱用の悪循環に取り込まれると、社会への適応能力が鍛えられず、薬物乱用者に特有な性格傾向が助長されます。人格の障害は情動面と意欲面の変化として現れます。さらに、道徳心が低下して反社会的な行動も見られます。こうして精神的に未熟で、社会性の発達が停滞し、人格の形成が阻害されるため、社会に適応することが困難となります。 ??????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????? ? おしまい * * 　ニコチンは吸収が早く10秒以内に脳に達してしまいます。ニコチンには気分を高揚させたり、精神面を落ち込ませたりする作用があります。とくに大人の喫煙者は、イライラしたときややる気を出す気分転換の時に吸います。 　ニコチンは、専門的には「向精神薬」といわれる薬物で、睡眠薬、アルコール、モルヒネ、コカインなどと同類です。 * 　この「向精神薬」には「強化作用」や「耐性」、「依存」の形成という性質があります。 喫煙に関していえば、まず、タバコを吸い続けていると、体にニコチンに対する「耐性」ができてきます。そこでニコチンを欲しがるために、しだいにタバコの本数を増やさなければならなくなります。 　同時に、喫煙が習慣になってしまうことで心理的?精神的にもタバコを求める傾向が強くなります。これが「強化作用」です。その結果、体はいつもニコチンを欲しがり、急に禁煙すると「禁断症状」が現れます。 　つまり、体がニコチンに「依存」しているわけです。 　タバコが手もとにないと不安を感じ、タバコを切らすと、嵐だろうが深夜だろうが買いに行く、このような行動をとるようなら、もう立派なニコチン依存症です。 * ニコチン 　喫煙を習慣づける「依存」をつくる元凶。さらに交感神経を刺激する作用があるために、末梢血管が収縮して血流が少なくなる。 　その結果、血圧が上昇したり、脈拍が早くなって、心臓に負担をかけ、血管の老化を早める。 タール 　4000種類以上の化学物質からできており、その中には数10種類の発ガン物質が含まれている。また、がんの発生を促す発ガン促進物質や、発生を助ける発ガン補助物質も含んでいる。さらに、シアン類などの物質が、気道の繊毛を破壊するため、呼吸器系の病気の原因になる。 　繊毛とは、気管や気管支の内側一面に生えており、中から外へ向かう運動によってのどから入ってきた異物を外へ送り出す働きをしている。 一酸化炭素 　本来、赤血球中の血色素は、酸素と結びつくのだが、一酸化炭素は酸素より200倍もの強い力で血色素と結びついてしまうため、軽い酸欠状態になる。 　このため、たんに酸素の運搬が妨げられるだけでなく、動脈硬化や心臓病を引き起こす。 * * 　乾燥した葉では、ニコチン含有1.2～1.5%です。多いものでは8%にもなります。 　市販のタバコでは10gあたり120～150mg(1.2%～1.5%)から少ないもので6～8mg(0.06%～0.08%)入っています。 　ニコチンは自律神経遮断薬に分類されます。神経には自分の意志で動かせる体性神経と自分の意志で動かせない自律神経の2つに分けられます。 　自律神経は自分の意志で作用されない心臓、肺臓、肝臓、胃、腸などの五臓六腑や筋肉、消化液やリンパ液などを出す分泌腺を支配しています。 　自律神経は昼間活発な交感神経と夜に作用する副交感神経に分けられます。 　交感神経の作用で、散瞳、心拍数の上昇、血管拡張などが進み、副交感神経の作用で、縮瞳、心拍数の低下、血管収縮などが起きます。 　ニコチンは初め自律神経を興奮させ、のちにマヒ的に作用します。 　瞳孔は収縮し、のち散瞳します。 　唾液、汗、気管支粘膜などの分泌腺は、はじめ分泌亢進しのちに減少します。 　心臓は、はじめ減少しのち増進し、その後マヒして心臓麻痺を起こします。 　血管は収縮して血圧を上げます。 　ひどいと中枢神経という体をコントロールする延髄や小脳がやられ呼吸困難、ケイレン、ショックを起こして死にます。 * 　急性の場合はタバコでは起こりにくく、殺虫剤を間違って飲んでしまったときに急性ニコチン中毒が起こります。 　急性