小沼-杉户町.DOC

会議録様式 審議会名 平成２６年度第２回 杉戸町文化財保護審議会 開催日時 平成２７年２月１６日（月）１５時００分～１７時００分 開催場所 杉戸町役場　本庁舎１階　会議室 会議の議題 報告事項 平成２６年度杉戸町発掘調査出土品展?成果報告会の開催 エコ?スポいずみ常設展示室設置及び活用事業について 協議事項 「杉内遺跡第２次調査出土板石塔婆（一括）」の町文化財指定について（諮問） その他 公開?非公開の別 公開　?　非公開　　　（公開の場合傍聴者数　　　　　０人） （非公開の場合理由） 出席委員氏名 柏浦勝良会長、中村友一委員、松本邦雄委員、寺田竹雄委員、青木秀雄委員 審議の概要 開会　輪島教育長挨拶 報告 ○平成２６年度杉戸町発掘調査出土品展?成果報告会の開催 （事務局）（概要説明） 平成２５?２６年度に実施した発掘調査の成果を住民の方々に還元すべく、出土品の展示及び発掘担当者による成果報告会を開催する。出土品展の開催期間は、平成２７年３月１１日（水）～３月２１日（土）で、最終日に成果報告会を予定している。 (審議委員) 出土品展での実物展示は？ (事務局) 杉内遺跡第２次調査出土の板石塔婆を中心に展示していく予定。 (審議委員) 杉内遺跡第２次調査の概要について教えてほしい。 (事務局) 平成２６年１０月～平成２７年１月にかけて実施した宅地造成に伴う記録保存のための発掘調査。大字下高野（全長寺隣）に所在する、古利根川左岸の自然堤防上の遺跡で、鎌倉街道中ツ道沿いに立地する。調査面積は約１，０００㎡。中世の井戸跡、溝、土坑など非常に多くの遺構を検出している。遺物も陶磁器類を中心に出土し、中でも井戸跡（第７号井戸跡）からの複数の完形板石塔婆出土は大きな成果である。 (審議委員) 以前から遺跡として認識されていたのか。 (事務局) 平成１２年度の町史編さん事業に伴う分布調査時に、火葬墓を検出した経緯で埋蔵文化財包蔵地として指定された。 (審議委員) 第７号井戸跡から出土した板石塔婆は、どの深さから発見されたのか。 (事務局) 板石塔婆は上層、中層、下層に分かれて出土している。上層からは遺構確認面から約４０ｃｍで２点、中層からは遺構確認面から約１３０ｃｍで２点、下層からは遺構確認面から約１５０ｃｍでほぼ完形品が３点確認されている。 (審議委員) 出土品展の具体的な展示内容について教えてほしい。 (事務局) 平成２５年度調査分では、①大堀荒田遺跡第３次調査②堤遺跡第１次調査の２遺跡を取り上げる。①は古墳時代後期の低地集落遺跡。②は中世期の人工堤防の可能性がある遺跡である。 平成２６年度調査分では、①杉内遺跡第２?３次調査②目沼西遺跡第３次調査?目沼古墳群第１次調査?目沼２３号墳第１次調査の４遺跡を取り上げる。①は今回諮問事項でもあがっている板石塔婆の出土といった大きな成果を上げた中世～近世の遺跡。②は現在調査中であるが古墳の周堀が複数検出されている。 ○エコ?スポいずみ常設展示室設置及び活用事業について (事務局)(概要説明) 平成２７年４月１日にプレオープン（パネル展示）、同年１０月１日本格オープン予定で準備を進めている。展示室設置、活用事業展開に際して文化庁の補助金を活用する予定。補助金事業として実施するために具体的な数値（実績）を求められる。 (審議委員) 活用事業について。事業拠点はエコ?スポいずみを考えているのか。 (事務局) エコ?スポいずみ周辺は「遺跡の宝庫」であり、エコ?スポいずみを拠点として地域の特性を活かした事業を展開していきたい。 (審議委員) 活用事業で埴輪作りを計画しているが、焼き上げる窯の確保は？ (事務局) 学校設備を活用していく予定。 (審議委員) 古代祭りを計画しているが、その中の古代米作りとはどんなものか。 (事務局) 泉小学校の特色ある授業として、古代住居保存会と連携して田植えから稲刈りの体験学習を実施している。収穫した古代米は泉小学校古代祭りで、火起こし、飯盒炊爨をしている。 この泉小学校、古代住居保存会とうまく連携が図れればいいと考える。 (審議委員) 泉小学校の古代住居の状態は。 (事務局) 平成１６年に改修後、すでに１０年近く経っており、経年劣化が進んでいる。部分的な補修をおこなっている状況。 (審議委員) 町内小中学校の社会科授業、課外授業で施設活用を検討しているが、エコ?スポいずみまでの交通手段についてどう考えているのか。 (事務局) 幼稚園バスの活用を検討している。社会科授業での施設活用については文化庁の方からも強い要望もあり、なんとか実現させたいと考えている。問題は、学校側との調整、移動時間等山積している状況。 (審議委員) 施設管理について。常設展示室に人員