平成17年第2回青空町议会定例会会议録-公明党.DOCVIP

○５番（小松芳樹）　通告に基づきまして質問させていただきます。５番、小松芳樹でございます。 　　まず、凍霜害対策と農産業の支援についてお尋ねします。 　　今回、この凍霜害、全市的にも大変な被害であります。被害に遭われた皆様に一言お見舞い申し上げます。 　　まず、４月の異常気象、雪や低温、霜による対策については、今回、議会開会初日、市長の施政方針の中で一番に取り上げていることや、また同僚議員２名もきのう、きょうと一般質問で取り上げ、答弁をいただきました。ほぼ私自身は期待できる市長、部長の答弁でした。ですので、観点を変えてお話をしたいと思います。 　　私もわずか２反に満たない土地ですが、リンゴを栽培しております。今回の一般質問で取り上げるかどうかは悩みました。といいますのは、自分自身に補助金申請をお願いする形にならないかということであります。私の畑は２年前、矮化栽培に改植し、ことしははなから収穫できないので直接被害を被っていないことと、リンゴ農業者の代表として質問するべきだと判断しました。よって、今回はリンゴに限らず、今後の安曇野市の農業をどう守り育てるかについて市長に質問いたします。 　　まず、異常気象の被害で忘れがちなのが１月23日の大雪です。１月23日の雪は、大変湿った雪が15センチ以上降りました。これにより、三郷温のブドウ棚が至るところで重さに耐えられず崩壊しました。翌日、現場写真を手に農林部へ相談に行くと、ブドウの雪の被害の支援策はないと対応されてしまいました。しかし、私の家の近所でも４軒の方の棚が壊れました。ＪＡにも出向いたのですが、ブドウ農家の方は、昨日の部長の答弁にもありましたが、農業共済の加入が5.9％と低く、わずかな見舞金くらいしか考えられないとのことでした。 　　そして、４月の凍霜被害、４月23日、再び農政課へ被害状況の確認と今後の対策を伺いに行きました。前回ブドウ農家の件が私の頭の中にありましたので、そのときに比べて、また今回の被害は尋常ではないと判断しておりました。被害状況がつかめていないことや、今後の成長過程を確認することからもその場で回答はもらえませんでしたが、何とか対策をしてほしいと要望しました。担当者からは、こんなに大きな被害は初めてで、市独自でできることは限られている、国や県に要望していきたいとの回答でしたので、早速自分のできることはまずやろうと思い、県会議員と国会議員に被害の第一報を入れました。松本公明党県議は、もう既に松本の今井地区と梓川地区を回られている最中でした。その１週間後、国会議員も見えられました。素早い対応に感謝しました。 　　災害が起きたときは、何事にも初動の体制が重要です。被害が出た一報を受けたとき、市長はどのような指示をしたのか、そして災害対策本部をいつ立ち上げ、どう行動したのかお聞きします。また、ＪＡとの協議や協力はどのようにそのとき行ったのか伺います。市長、よろしくお願いします。 ○議長（髙山一榮）　市長。 （市長　宮澤宗弘　登壇） ○市長（宮澤宗弘）　まず、このたびの凍霜害で甚大な被害に遭われた農家の皆様方に対しまして、昨日来申し上げておりますように、お見舞いを申し上げたいと思います。 　　災害発生時の一報を受けて、市長はどのように対応したかということでございますが、市の農政課のほうでは、４月22日にＪＡあづみ、ＪＡ松本ハイランドの担当者から凍霜害被害状況を確認をさせていただき、被害状況について松本地方事務所農政課へ報告をしてございます。市の農政部の職員は、即現場に出向いております。この時点で、担当部長から、被害状況が大きいので市農業再生協議会内に対策本部を設置したい、情報の収集等に対応したいとの提案がございました。市の農業再生協議会は、ＪＡや県農業改良普及センター、ＮＯＳＡＩ、市農業委員会等の農業関連団体が入った組織でございます。迅速な対応、周知等が図れることから、設置を検討するように指示をしたところでございます。 　　その後、再生協議会長の同意を得まして、４月24日でございます、安曇野市農業再生協議会において、農産物異常気象災害対策本部を市の三郷庁舎の農林部農政課内に設置をさせていただきました。このことは、翌４月25日の定例記者会見におきまして私のほうから緊急的に各報道機関に対しまして、設置を行ったこと及びＪＡ、市の担当者などが再度現地調査を行っていることや、また被害農家への相談窓口開設、県農業技術課からの気象災害に対する技術対策の情報提供をしている旨、報道をさせていただいたところでございます。また、農家と農業関係団体との農作物被害等対策会議において、被害状況とその確認、報告、さらに生産農家の意見要望をお聞きをしてまいりました。その場で出されました要望、御意見等、加