GREENNEWS-产业技术总合研究所.PDF

国 立 研 究 開 発 法 人 産業技術総合研究所 地質調査総合センター 地圏資源環境研究部門 GREEN NEWS No.49 Jul. 2015 目 次 巻頭言 海外留学記 新人採用と育成について １ ●タスマニア大学　CODES ● 新研究グループ長あいさつ・グループ紹介 ジュネーブ大学　地球環境科学研究科 5 ２ ● アメリカ地質調査所 2015部門グラント紹介 3 新メンバー紹介 6 ●リグニン由来有機物分解に関与する 産総研特別研究員紹介 新規微生物の培養と機能解明 7 異動挨拶 ●LIBS/LA-ICPMSによる全元素分析法の開発 ● 海底掘削試料の即時IP特性計測技術の開発 8 参加報告 イベントカレンダー 4 第25回環境毒性化学会 欧州地区会議 巻頭言 新人採用と育成について 産総研では、例年年度はじめに、次年度からの採用に テラン研究員の尽力も欠かせません。将来、グループやプ 向けた新規研究職員の公募がはじまります。当部門では毎 ロジェクトを牽引してくれる研究員を育てあげるには、時 年数名程度の新人研究員を採用してきています。対象は、 間と労力を惜しんではいけないのだと思います。 博士の学位を有する者又はそれらに相当する研究能力・研 研究とは、暗中模索の中でかすかな光を信じて手探りで 究実績を有する者であり、当部門ではほとんどの場合５年 前進して行くような、孤独で個人主義的な活動だと思いま 間の任期付きテニュアトラック型研究員として採用してい す。それ故、研究者とは本来、その道のスペシャリストで ます。そして、任期終了の概ね１年半前には任期の定めの はありますが、一般的には取っ付きにくい人種と見なされ ない定年制の研究員となるためのパーマネント化審査を受 ます。そのようなスペシャリストが、新人採用審査とパー けることが可能です。 マネント化審査に合格し、所属グループで中心的な役割を 一般に、社会人として求められる資質は、“主体性があ 担う研究員へと育って行く過程は、個人の枠を超えて、周 り、コミュニケーション能力があること “と、あ