武库川水系河川整备基本方针兵库県.PDF

武庫川水系河川整備基本方針 現況流下能力に関する資料 平成19年11月 兵 庫 県 武庫川水系河川整備基本方針 治水に関する資料 目 次 １．河道特性の整理 （セグメント区分） ····························1 1.1セグメント区分の考え方 ············································ 1 1.2河床勾配からみたセグメント区分 ···································· 2 1.3代表粒径からみたセグメント区分 ···································· 5 1.4セグメントの設定 ················································· 13 ２．不等流計算の出発水位········································15 ３．水位上昇量··················································15 3.1わん曲による水位上昇量 ··········································· 15 3.2砂州による水位上昇量 ············································· 16 3.3 橋脚の堰上げによる水位上昇量 ····································· 18 ４．高水敷粗度係数··············································19 ５．低水路粗度係数··············································21 5.1セグメント２－２（河口～No.1：5河道区分 1）······················ 21 5.2セグメント２－１（No.～1N5o.98：河道区分2、河道区分3）·········· 22 5.3セグメント１（No8.9～No.18：4河道区分4、河道区分5、河道区分6）· 24 5.4採用する粗度係数 ················································· 25 ６．流下能力の算定··············································26 参考１ 仁川合流点より下流における代表粒径の設定の妥当性について······ 参-1 参考２ 低水路の逆算粗度係数と推定粗度係数について···················· 参-8 1．河道特性の整理 （セグメント区分） 1.1セグメント区分の考え方 セグメントとは、「河道計画検討の手引き 財団法人国土技術研究センター編」に よれば以下のように定義されている。武庫川においてもセグメント区分の設定にあた っては、「河道計画検討の手引き」の通り河床勾配と代表粒径を重視した。 【セグメント】 山間部を含めて河川の縦断形は、ほぼ同一勾配を持ついくつかの区間に分かれている とみることができ、このような河床勾配がほぼ同一である区間は、河床材料や河道の種々 の特性が似ており、これをセグメントと呼んでいる。 セグメントとは類似した河道特性を有している河道区分をさし、基本的には河床縦断 勾配と河床材料から区分を行う。同じような河道特性を有する区間に分割することを「セ グメント区分」といい、河道特性を把握分析する単位空間をセグメント毎にとることを 「セグメント単位の見方」という。 日本の河川では、山間部の河岸や河床が岩であったり、崖からの崩壊礫などの供給が ある区間をセグメントＭといい、山間部を出てから海に向かう河道については、概ね三 1 2 区分され上流からセグメント （扇状地河道）、セグメント （中間地河道、自然堤防帯