保健物理遮蔽.PDF

保健物理・遮蔽 被曝 • 外部被曝 – 自然放射線 世界平均 2.4mSv/年 • 1.1mSv バックグラウンド，1.3mSv ラドン – 人工放射線 核実験，放射性廃棄物 • 医療被曝は，積算被曝量に入っていない． • 内部被曝 40 222 – 自然放射線 K 0.18mSv/y， Rn – 職業被曝 ラジウム鉱夫，夜光時計職人 – トロトラスト ThO 造影剤 肝臓ガン 2 日常生活と放射線 被曝による影響 • 確定的影響 – 被曝量が閾値を超えると影響が発生． – 受胎能力の低下，造血機能障害，白内障 • 確率的影響 – 閾値はない：低被曝でも影響ある． – 発ガン，遺伝障害． 吸収線量 その1 • 測定する量 吸収線量 Gy [J/kg] – 組織・臓器の平均線量 – 一定量のヨウ素が甲状腺に吸収された場合， 大人と子供では吸収線量が異なる． • 等価線量 Sv [J/kg] – 確率的影響は吸収線量だけではなく，放射線 の種類とエネルギーにも依存する． – H =w D T,R R T,R – wR :放射線荷重係数，DT,R ：組織T,放射線R に よる吸収線量． 吸収線量 その2 • 組織荷重係数 wT – 同じ等価線量を受けた時，組織･臓器にか かわらず同じ影響となるように決めた係数． • 実効線量 – 放射線荷重係数と組織荷重係数を二重に荷 重した吸収線量． 吸収線量 その3 放射線荷重係数 組織荷重係数 放射線の種類とエネルギー wR 組織・臓器 wT 生殖腺 0.20 光子(すべてのエネルギー) 1 脊髄(赤色)， 電子，μ粒子(同上) 1 結腸，肺，胃 0.12 中性子 10keV未満 5 膀胱，乳房， 10keV以上100keVまで 10 肝臓，食道， 100keVを超え2MeVまで 20 甲状腺 0.05 2MeVを超え20MeVまで 10 皮膚，骨表面 0.01 20MeVを超