2004年秋季大会(京都大学)报告提案.pdf

2004年秋の大会（京都大学）報告と提案 専攻分野［原子炉機器、輸送容器・貯蔵設備の設計と製造］ 流動解析プログラムを開発した。 専門項目［使用済燃料］ B16は、ナトリウム冷却FBRで２次系に超臨界CO 2ガスタ 発表番号［B1～4］ ービンを接続した実用プラントに対して、試験体と同じ流 報告者 ［高木敏行（東北大）］ 路構造寸法のPCHEを適用し、実用上十分にコンパクトに 使用済燃料の乾式長期貯蔵における燃料健全性評価のた 設計可能であることを示した。予定されているCFDによる めの技術課題の調査・検討結果（B1）について報告された。 性能予測方法の一般化に期待したい。 その重要な評価項目であるクリープ試験（未照射被覆管） B17ではHTTR水素製造システムにとって重要かつ高度な （B2）とクリープ特質に及ぼす照射の影響（B3）について技術開発である高温隔離弁の 1/2 スケールモデル開発試 調べ、照射によるクリープ抑制効果を確認している。キャ 験の内容が説明された。予定されているCFDによる試験解 ニスタの1/5モデル試験体の密封寿命は、応力下の小型試 析も材料擦り合わせのモデル化等興味深い。 験片によるSCC試験による寿命よりも長くなり、構造物と しての裕度が示された（B4）。 専攻分野［原子炉機器、輸送容器・貯蔵設備の設計と製造］ 専門項目［Na炉機器］ 専門分野［原子炉機器、輸送容器・貯蔵設備の設計と製造] 発表番号［B18～21］ 専門項目［コンクリートキャスク］ 報告者 ［進藤嘉久（JNES）］ 発表番号［B5～10］ 「もんじゅ」ナトリウム漏えい時の床ライナの腐食減肉、 報告者 ［野村 靖（原研）］ 壁との干渉、熱ひずみを評価し、設計的観点から健全性を 2010 年操業開始予定の使用済燃料中間貯蔵に向けて、有 確認している(B18,B19)。このシリーズ発表で「もんじゅ」 力な貯蔵方式であるコンクリートキャスクの安全機能に ナトリウム漏えいに係る課題の検討評価は終了したこと ついて、除熱性能(B05, B06, B07)、構造強度(B08, B10)、 になるが、漏えい対策、検出､事故後処理などについて更 遮蔽性能(B09)に関する一連の発表があった。特にキャス なる研究を続け、安全性を高めてほしい。ナトリウム冷却 ク給気口全閉の異常時の厳しい条件でも、排気口からの空 小型高速炉(4S 炉)の燃料無交換炉心のための反射体駆動 気流入により除熱が確保されること、キャスク取り扱い時 システムについて、流体浮上方式電磁反発駆動実験装置を の落下、転倒に対してもキャニスタの閉じ込め性能の健全 製作、その制御系の基礎特性を確認している。今後の負荷 性が確保されることなどが示され、コンクリートキャスク 時性能評価等の研究成果に期待したい(B20,B21)。 貯蔵方式の高い安全性が確証されたことの意義は深い。今 後はさらに経済性との兼ね合いで、同貯蔵方式が他方式よ 専攻分野［原子炉機器、輸送容器・貯蔵設備の設計と製造］ りも優位であることを示して欲しい。 専門項目［Na‐水蒸気反応］ 発表番号［B22～25］ 専攻分野［原子炉機器、輸送容器・貯蔵設備の設計と製造］ 報告者 ［堀池 寛（阪大）］ 専門項目［輸送容器］ 高速増殖炉のナトリウム/水系の蒸気発生器において、高 発表番号［B11～14］