财団法人西宫ーー.pdf

財団法人西宮スポーツセンター （平成１９年１１月１２日付報告監第１４号） （指摘及び改善要望） 監査報告書３頁 １ スポーツセンターの概要 19年10月１日現在、理事10人のうち、３人が市職員、１人が元市職員となっています。 公益法人の設立許可及び指導監督基準(８年９月20日閣議決定)では、理事構成については 「所管する官庁の出身者が占める割合は、理事現在数の３分の１以下にする｡」と定めてい ます。また、同指導監督基準では｢財団法人には、原則として、評議員を置き、また、理事 及び監事の選任機関並びに当該法人の重要事項の諮問機関として評議員会を置くこと｡｣と して、理事等の執行機関を客観的立場から牽制し、業務執行の公正等を図る機関として、 評議員会の設置を求めていますが、スポーツセンターにおいては、評議員及び評議員会が 設置されていません。このことについては、前回の監査時にも指摘しています｡ 今後、22年度からは財団法人西宮市文化振興財団及び財団法人西宮市学校給食会との統 合が予定されていますが、これらのことに留意して市出身者の理事の割合や評議員及び評 議員会の設置について、検討してください。 （講じた措置） 平成22年度からの財団法人西宮市文化振興財団及び財団法人西宮市学校給食会との統合が 検討され、そこで新たに理事会を設置することとなり、それを踏まえて理事の構成を検討する とともに公益法人制度の改革により新財団では評議員会の設置が必須となる為、その時期に合 わせてこれを設置するよう、改善を指導しました。 （指摘及び改善要望） 監査報告書４頁 ２ 事業の実施状況 駐車場事業、指定管理者事業についてはスポーツセンターの事業の中で大きな割合を占 めていますが、いずれも、寄附行為の第４条第３項｢その他目的を達成するために必要な事 業｣として実施されており、寄附行為の中に、具体的に記述されていません。公益法人の設 立許可及び指導監督基準では、｢事業内容が寄附行為上具体的に明確にされていること｡｣ となっています。 今後、スポーツセンターが実施する事業内容を、寄附行為に明記することが必要です。 （講じた措置） スポーツセンターが実施する事業内容については、施設の管理が受託だけでなく、指定管理 者としての管理もおこなわれていることと、駐車場事業については、平成20年3月28日の理 事会で寄附行為の変更の議決を行い、平成20年4月14日に兵庫県教育委員会の許可を受けて 変更し是正しました。 （指摘及び改善要望） 監査報告書４頁 ２ 事業の実施状況 （１）自主事業 テニス教室の中には、スポーツセンターの事業計画において、参加者を定員10人に対 して２人(参加率20％)と見込むなど、実施の是非を検討する必要のあるものも見られま した。 今後、スポーツ教室の運営等について、検討が必要です。 （講じた措置） スポーツ教室の運営等の中で、テニス教室については、平成19年度決算で参加者は１回当た り、4.4人(参加率44％)となりました。また、人気のある浜甲子園運動公園体育館の屋内での 教室を増やし、新聞折込チラシ等のPRを積極的に展開し利用の促進を図るよう指導しました。 （指摘及び改善要望） 監査報告書５頁 ２ 事業の実施状況 （１）自主事業 ア 施設の利用状況 （ア）スポーツ会館施設の利用状況 会議室については、恒常的に利用が少ない状況となっています。マシンジムは前年 度に比べ利用件数で1,799件(12.5％)、使用料で36万円(5.6％)の減となっています。 ゴルフ練習場は前年度に比べ利用件数で461件(9.7％)、使用料で48万円(23.5％) の増となっています。また、スポーツ会館全体の施設利用件数は 16～18