4-ce-日本LPG中心-Xian Presen 2.10.ppt

1 　日本では、最近地球環境対策のため、省エネ性の高い高効率の給湯器やコージェネ機器の導入促進が熱心に行われています。 　電機、石油等の多くのメーカーで一般家庭用の１ｋｗ級のＬＰガス用燃料電気を開発しています。 ②工業用としては、金属、窯業等の様々な分野に幅広く利用されております。 ③ＬＰガス自動車は、乗用車?貨物車?特殊車の計約２９万台で、内タクシーが約２４万台を占めています。 　ＬＰガススタンドは、日本の全地域に約１，９００あります。 　最近、環境にやさしいエネルギーとし自治体の清掃車等の特殊車に使用され、ＬＰガス車の地位が高まっています。 次に、ＬＰガス備蓄についてお話しします。 ３－１．ＬＰガス備蓄の概要 　日本は、ＬＰガスの安定供給の確保のため法律を定め、ＬＰガス輸入会社に輸入量の５０日分の民間備蓄を義務付けています。 　そして、日本は現在、更なる安定供給のため、２０１０年度末までに合計１５０万?のＬＰガス国家備蓄の計画を進めています。 　なぜ５０日備蓄としたかですが、当時の輸入会社の商業的在庫日数が常時５日であったことから、この５日に当時の石油の備蓄積み増し量の４５日分を加え５０日としました。 　１９８１年以降毎年５日分ずつを９年かけて積み増しを行い、最終的には１９８９年に前年度輸入量の５０日分の備蓄量達成しました。 ３－３．国家備蓄 　次に、国家備蓄についてご説明します。 　１９９１年に湾岸戦争が勃発し、より一層の安定供給あ求められるようになりました。 　既にお話しした様に民間備蓄は輸入会社にとっては相当な負担となっていたところで、１９９２年、政府の諮問機関は国家備蓄構想を提言しました。 　これを受けて、国は国家備蓄をすることを決め、２０１０年度末までに合計１５０万?の国家備蓄を確保することとし、ご覧の５箇所で現在基地建設を進めています。 なぜ１５０万?としたかですが、２０１０年の年間輸入量の１ヶ月分程度、民生用、中小企業分野等即時代替が困難な分野の年間輸入量の４０日分程度に相当する規模としました。 　１５０万?の内訳はプロパン１２０万?、ブタン３０万?です。 ３番目に、ＬＰガスと競合する天然ガス、特に都市ガスとの競合?共存についてお話しします。 ４－１．エネルギー間競争 　近年、日本ではエネルギー市場のグルーバル化に対応するために、規制緩和や自由化が進められています。 　１９９５年頃より都市ガスと電力の規制緩和や自由化が始まりました。 　この規制や自由化に伴い、エネルギー間の垣根が無くなり、ＬＰガス市場にも大きな影響を与えることとなりました。 　そして、エネルギー競争はＬＰガス業界の内と外で一層激しくなっています。 ４－３．都市ガスとの競合 　都市ガスの需要先は、商工業用が６割、家庭用が４割で、最近は商工業を中心に着実な増加を続けています。 　都市ガスとＬＰガスとは激しく競合し、自由化の進んでいる工業分野では都市ガス攻勢により、工業用ＬＰガスの需要は１９９６年の５３６万?から２００２年には４７６万?へと減少しました。 ４－５．ＬＰガスの競合エネルギー対策 　この様に、エネルギー間競争が激しくなる中で、ＬＰガス業界はどの様な対応をしているかをお話しします。 ☆１つは、安定供給を図ることです。 　備蓄はお話しした通り、官民上げて推進し、加えて供給源の多様化を図っています。 ☆１つは、競合エネルギーに負けないコストとし、競争力をつけることです。 海外供給では、輸入価格の安定化策が重要で産ガス国、中国、韓国等の消費国との協調や連携が望まれるところです。 　国内では、流通の合理化が必要で業者が多くいる地域での配送の合理化や充てん所の統廃合等に取り組んでいます。 ☆１つは、ＬＰガスの需要開拓を図ることであり、その技術開発を進めることです。 　ＬＰガスのクリーン性を生かし、省エネルギー等の地球環境対策に寄与する消費機器の普及促進、コージェネ導入促進、さらに燃料電池?ＤＭＥの研究開発等を官民上げて進めています。 　ＬＰガス業界は、この他にも、保安対策、ＬＰガスの良さを広報する等多くの課題に取り組んでいます。 　そして今、このエネルギー間競争に勝利するためには、「消費者に選択されること」が最も重要となっています。 ５－１．日本のＬＰガスの位置づけ 　今、日本ではＬＰガスのエネルギー政策上の位置付けが高まっています。 　２００３年１０月、政府はＬＰガスは天然ガスと共に需要なガス－エネルギーと位置づけ、クリーンで国民生活に密着した分散型エネルギーであるとしました。 　この政府の評価に、日本のＬＰガス業界の関係者は、大いに歓迎しているところで、ご紹介させていただきます。 ５－１．むすびと謝辞 　本日は、日本のＬＰガス業界の置かれ