都市の家庭ごみ処理から都市の環境保護を見る.doc

都市の家庭ごみ処理から都市の環境保護を見る 　――中日両国の都市の家庭ごみの処理を中心に はじめ ごみの処理は多くの国で深刻な問題になっている。わが国の急速な経済発展に伴って、ごみの産出も日々増えつつある。山のように積んでいるごみは大量の土地に占めているし、人間の住居環境を脅かしている。ごみは都市の景観を破壊しているばかりでなく、人間の被害、疾病の伝染、資源の浪費につながっている。故に、ごみの処理は放置することができない深刻な社会問題となっている。 本文は主に中日両国の都市の家庭ごみの処理を中心に、次の三つの方面から、都市のごみ処理と都市の環境保護について検討しようと思う。 １、中日両国の都市の家庭ごみの処理の現状と方法 ２、中日両国民の都市の家庭ごみの分類処理に対する意識 ３、日本の都市の家庭ごみの処理方法がわが国への啓示 本論 １、中日両国の都市の家庭ごみの処理の現状と方法 １―１―１、わが国の都市の家庭ごみの現状 １９７８年改革開放以来、３１年の間に、わが国の平均経済成長速度は9.4%に達し、同期的な経済成長は10.3倍になった。都市化の水準が一番高まる時期であった。わが国の都市が増えていると共に規模が拡大し続けているので、環境整備が環境保護の重点課題となった。そのために中央政府から各レベルの地方政府まで、多くの金、物、人を投入している。その結果は以前と比べて、都市生活環境程度は視聴覚部分が大きく改善された。しかし、未だ堆積したごみが土壌及び大気にダメージを与え、地下水汚染、大気汚染に進展している状況は以前より深刻さを増して長期的な改善を余儀なくされている。 国家統計局の２００３年の統計データによると、わが国６６０の都市の家庭ごみの運搬量は1.5億トンに達して、年毎に約４％のスピードで増大していると発表した。また、各級地方政府の報告データによると、ごみの無害化処理の施設は２０％ぐらい達して、全国200ぐらいの都市はごみの中に陥っている状況にあり、環境汚染が都市民の生活に危害を及ぼすことが突出されてくる。 １－１－２、現段階のわが国の都市の家庭ごみ処理の方法 ここ数年来、わが国の政府は都市の家庭ごみ処理対策に強力な支援をしている。市場改革の民営化を図り、ごみ処理も加速的な発展段階に入ってきているが、これは、これまでに発展してきた大都市や中都市の一部及び多くの中小都市が政府の投資、経営したごみ処理場での非利潤性料金で処理しているのである。 わが国の政府は都市家庭ごみの処理、回収、再利用ということを重視している。焼却、堆肥処理技術が進化されているし、エネルギーに変える技術が定着させてられて、ただし、国内全土に浸透させるには至らず、埋め立ての処理の割合が大きすぎ、持続的な可能な経済発展の要求を満たし得なかった。わが国では、焼却処理の確立が今急務となった。 そのために、２１世紀に入ってから、わが国の政府は真剣にごみ処理対策に取り組んでいる。政府は多くの法律を作って、ごみ処理の新しい対策を打ち出した。また、ごみ焼却炉の建設に取り組んでいるようになった。 上海で導入に着手し、２００５年に稼動した一日に１８００トン（３炉、２タービン、年間６０万トン）のごみを処理できる焼却炉ができた。トータルの建設費は９億元（１４０億円）である。わが国では、リサイクルのシンボルとみられている。廃棄物の２０％に相当する汚水の処理も行っている。設計上は蒸気の温度は摂氏４００度、４０気圧で、発電効率は２１．５％とかなり高く設計されており、２４メガワートｗｐ発電している。排ガスの洗浄は１９９２年のEU（欧州連盟）の基準を満足させるように、摂氏８５０度以上、滞留時間２秒以上を満足させるし、ダイオキシン対策も取られている。半乾式で、バックフィルターで洗浄するなど、大気汚染対策も万全である。 　現在、上海でさらに３つの炉が建設中である。上海市では、今後増え続ける家庭ごみの処理に向け、一日に５０００トンを処理するための炉の建設を計画している。 ここで、発生した焼却灰はレンガ工場で活用されたいる。それでも、使い切れなかった焼却灰が埋め立て、処分される。この焼却炉はヨーロッパの技術である。日本からの技術も中国に導入されている。今、いくつかの焼却炉が建設されている。 １－１－３、わが国の都市の家庭ごみの回収方法 一般的にごみ回収は分類、袋入れせず収集、運搬する。要するに混合状況ですてられたままの状態で収集される。またおおくの市、県、特に貧困地域はごみ収集などはおこなわれず、土の中に埋める方法で処理されている所も少なくない。 １－２－１、日本都市の家庭ごみの現状 ２０世紀の７０年代、日本は環境汚染の深刻な国家であったが、日本政府と国民の３０年余のたゆ