2015年11月28日土2016年2月7日日.pdf

｜プレスリリース ｜戦後のボーダレス―前衛陶芸の貌 Borderless Communication after 1945 芦屋市立美術博物館 2015 年11 月 八木一夫 《ザムザ氏の散歩》 1954 年 個人蔵 林康夫 《雲》 1948 年 陶 未生流中山文甫会蔵 会 期 2015 年 11 月28 日（土）～2016 年2 月7 日（日） 休 館 日 月曜日（ただし祝日の場合は翌火曜日休館）、12 月28 日（月）～1 月4 日（月） 開館時間 午前10 時－午後5 時（入館は閉館の30 分前まで） 会 場 第 1 展示室、第2 展示室、ホール 観 覧 料 一般800 （640）円、大高生500 （400）円、中学生以下無料 括弧内は団体料金。高齢者及び身体障がい者手帳、精神障がい者保健福祉手帳、療育手帳所有の方、 ならびにその介護の方は各当日料金の半額。 ＊観覧料無料の日：11 月28 日（土）、12月20 日（日）、１月23 日（土） 後 援 兵庫県、兵庫県教育委員会、公益財団法人兵庫県芸術文化協会、神戸新聞社、NHK 神戸放送局、FM802 協 力 ジュンク堂書店芦屋店 助 成 独立行政法人日本芸術文化振興会、公益財団法人花王芸術・科学財団 ｜プレスリリース ｜戦後のボーダレス―前衛陶芸の貌 Borderless Communication after 1945 芦屋市立美術博物館 2015 年11 月 開催概要 戦後、「オブジェ陶」といわれるやきものが生まれました。終戦からわずか２年後の 1947 年、京都で誕生した前衛陶芸家のグループ「四耕会」をはじめ、翌年結成され 問い合わせ先 ○企画内容に関して 担当学芸員：國井綾 た「走泥社」など、彼らの発表した作品はそれまでのやきものに対して使われること TEL ：0797-23-2666(学芸直通) の多かった「用の美」という言葉からは一線を画した、土という素材を使った新たな 造形表現ということができるでしょう。 ○画像貸出等広報について 戦後という新しい時代をむかえ、芸術表現においてもいわば“ボーダレス”の概念が TEL ：0797-38-5432(代表) 急速に広まります。陶芸界のみならず絵画、彫刻、写真、書道、いけばな等他ジャン ルとの交流が活発化し、外からの新しい情報、新しい刺激が日常的にもたらされるこ 芦屋市立美術博物館 とになったのです。1952 年、多ジャンルの芸術家たちが集まって結成された「現代 〒659 －0052 兵庫県芦屋市伊勢町 12－25 美術懇談会」への積極的な参加からも、若き陶芸家たちがまさにボーダレスに造形表 ◇ホームページ：http://ashiya-museum.jp/ ◇フェイスブック：芦屋市立美術博物館 現を探求していたことが分かります。 ◇ツイッター：@ashiyabihaku 陶芸界におけるこうした前衛的表現の深化に、戦後芸術界のボーダレス化が与えた 影響は大きなものであるといえるでしょう。本展は従来の戦後陶芸史の研究に、“戦 後のボーダレス”をキーワードとして、陶芸界にとどまらない多様な交流の分析を加 え、前衛陶芸の深化の過程に迫ろうというものです。その分析は、前衛陶芸が国内外 の芸術家たち、ひいては芸術界全体に与えたインパクトを知ることにも繋がるでしょ う。前衛陶芸の立場から、戦後の表現を探ります。 出品作家 (出品点数約60 点) 宇野三吾、植木茂、岡本素六、